2022年に劇場公開された『TITANE/チタン』の予告編動画は、こちら
彼女は幼い頃、交通事故で重傷を負い 頭蓋骨にチタンプレートを埋め込まれた。
彼女はそれ以来「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。
『TITANE/チタン』は、頭蓋骨に埋め込まれたチタンプレートが引き起こす驚愕のストーリー!
頭蓋骨にチタンプレートが
幼い頃、アレクシアは交通事故により頭に重傷を負い、頭蓋骨にチタンプレートが埋め込まれた。
彼女はそれ以来「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。
耳に大きな傷跡
21年後・・・32歳になったアレクシアだったが、彼女の耳にはまだ事故の時の大きな傷跡が残っていた。
アレクシアはショーダンサーで、モーターショーのステージでエロティックなダンスパフォーマンスを披露して男性客を虜にしていた。
ショーを終え車に乗るとき、男性ファンが強引にキスを迫ってきたため彼女はヘアピンで男を刺し殺し、死体を車の後部座席に隠した。
車の誘惑?
アレクシアは、血を洗い流すためシャワーを浴びていると、誰かがドアを激しく叩きつけ突き破ろうとしてくるのだ。
やがて音が静まりドアを開けると、そこにはショーで使っていた車があった?
車は意志を持った人間のように彼女を誘ってくる・・・彼女は欲情し、車と性行為に及ぶ。
アレクシアは知人の男と寝たあと腹痛を感じ、股から黒いオイル状の液体が漏れ出してくることに気づく・・・妊娠したことを察知した彼女は、自力で中絶を試みるが失敗してしまう。
彼女は生れてくる子供が、どんな子どもかは知らない??
『TITANE/チタン』は、幼い頃交通事故により頭蓋骨に“チタンプレート”が埋め込まれたアレクシアを主人公とする物語で混乱と驚愕のストーリー展開に最後まで目が離せない!
長編2作目にしてパルムドールを受賞!
映画『TITANE/チタン』は、鮮烈なるデビュー作『RAW・少女のめざめ』で、世界にその名を知らしめたフランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの第2作目。
失神者続出!衝撃のカニバリズム映画
デュクルノー監督のデビュー作『RAW・少女のめざめ』(2018年)は、少女から女性への成長を誰も観たことのない形で描いた変貌系ホラーです。
厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学する。
そして、ジュスティーヌは上級生からの新入生の通過儀礼として、強制的に生肉を食べさせられる・・・その“禁断の味”とは!?
第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞
『RAW・少女のめざめ』は、2016年の第69回カンヌ国際映画祭で世界初上映されるとスタンディングオベーションで絶賛され、トロント映画祭では失神者を出すなど、近年まれにみるセンセーショナルな作品として話題を集めました。
米批評サイト「Rotten Tomatoes」でも90%という高評価を記録したほか、日本でも熱心な映画ファンを中心に注目を浴び、17年6月にフランス映画祭での上映が決まるとチケットは即完売!という話題作ともなりました。
長編第2作目にしてパルムドールを受賞!
さらに『TITANE/チタン』は、長編第2作目にして第74回カンヌ国際映画祭の最高賞にあたるパルムドールを受賞するという偉業を成し遂げ、世界各国の映画祭でも8ノミネート22受賞を果たしました。
その衝撃はトラウマ級!
監督デビュー第1作目で、カニバリズムに目覚めた少女の成長を描いた『RAW・少女のめざめ』でも話題を集めたように、本作も目を覆いたくなるようなバイオレンス描写が多いことから万人向きではない作品ではあるが、異質なエネルギーに満ち溢れ、鑑賞後は途方もない衝撃と感情を呼び起こす作品です。
『TITANE/チタン』あらすじ
彼女は子供の頃、交通事故で重傷を負い、頭にチタン製のプレートを埋め込まれた。
彼女はそれ以来「車」に対し異常な執着心を抱き、危険な衝動に駆られるようになる。
そして大人になった彼女は、やがて数々の犯罪に手を染めるようになっていく。
遂に自らの犯した罪により行き場を失った彼女はある日、消防士のヴィンセントと出会う。
10年前に息子が行方不明となり今は独りで生きる彼の保護を受けながら、ふたりは奇妙な共同生活を始める。
だが、彼女は自らの体に ある重大な秘密を抱えていた・・・その秘密とは?
キャスト
ヴァンサン・ランドン、アガト・ルセル、ギャランㇲ・マリリエ、ライス・サラ―マ、
ドミニク・フロ、ミリエム・アケディウ、ベルトラン・ボネロなどが出演。
カンヌを驚愕させた圧倒的怪作!
本作はカンヌ映画祭で “パルムドール史上最も奇天烈”とも評価される程の、新時代の到来を告げる圧倒的怪作です!
『TITANE/チタン』は、まったく予期しない規格外の映像の連続と狂気の愛が暴走する。
印象的に登場するスポーツカーと意味深な映像が、ゾンビーズの「She’s not there」にのせてモンタージュのようにスタイリッシュに紡がれていく。
イギリスのロックバンド・ゾンビーズが歌う「She’s not there」は、予期せぬ障害によって愛する人と再会できない悲しみを歌っています・・・シュール感たっぷり!
作品概要
製作国:フランス・ベルギー合作
監督:ジュリア・デュクルノー
上映時間:108分
劇場公開日:2022年4月1日
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