2015年に劇場公開された「ミケランジェロ・プロジェクト」の予告編動画は、こちら
彼らは美術専門のプロだが、戦争はド素人のチーム・・・モニュメンツ・メン。
彼らの任務は、戦時中ナチスが強奪したミケランジェロの「聖母子像」など数々の名画や芸術品を奪い返す事!
『ミケランジェロ・プロジェクト』は実話に基づく、史上最大の名画奪還アドベンチャー。
侵略者ヒトラーとナチスの蛮行!
侵略した国の美術館から宝飾品・名画や工芸品まで片っ端から略奪したのだ!
家具作戦と呼ばれる蛮行は、家に住む人間を収容所に送り、家に飾られた美術品を根こそぎ奪うというやり方で略奪したのだった!
その中にはレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」「モナ・リザ」、ゴッホ「ひまわり」、レンブラント、ルノワール、ロダン、ピカソ、そしてミケランジェロの「聖母子像」など、数々の名作が含まれていた。
ヒトラーの野望!
青年時代に画家を志していたヒトラーは、故郷リンツに”総統美術館”を建設する野望を抱き、侵略した周辺国の美術館やユダヤ人の富裕層から美術品の略奪を繰り返すのだった。
ユダヤ人を差別して殺戮したナチスは、芸術にも優劣をつけて現代美術に「退廃芸術」のレッテルも貼ったのです。
奪われた美術品を”奪還”せよ!
ナチスに奪われた、これらの歴史的財産を”奪還”するために7人の男たちで結成された特殊部隊「モニュメンツ・メン」が立ち上がった!
彼らは、芸術家、歴史学者、建築家など美術専門のプロだが、誰一人として正式な軍隊経験がない戦争ド素人のチームだ。
ナチスから美術品を守った男たち!
そして彼らは、戦争ド素人のチームにもかかわらず、500万点(約10兆円)もの盗品を発見し、奪還することに成功した!
『ミケランジェロ・プロジェクト』は、『ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊・モニュメンツ・メンの戦争』を原作とし、第二次世界大戦の戦火の中で芸術を守り、歴史を変えた知られざる英雄たちの実話を完全映画化した名画奪還アドベンチャー。
ハリウッドの豪華実力派キャストが集結
更に、『オーシャンズ』シリーズのマット・デイモンや、演技派ビル・マーレイ、『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットなど、ハリウッドの豪華実力派キャストが集結!
本物さながらの威厳と美しさを再現
本作の撮影のために用意されたセットと衣装・時計・眼鏡・サングラス・老眼鏡等々・・・細かなディテールまでこだわり、当時の軍服やブーツも ポーランド・オランダ・メキシコ等、様々な国から取り寄せられました。
美術品は、精巧な絵画、彫刻のレプリカを予備も含めて調達され、特に、本作の重要な作品であるミケランジェロの「聖母子像」に関しては、ファイバーガラス製の聖母子像のほか、ベルリンの彫刻家をロケ地まで呼び寄せ、高密度プラスチック・フォームから新たなレプリカを製作し、本物さながらの威厳と美しさを映し出すことに成功したのです。
「ミケランジェロ・プロジェクト」のあらすじ【美術品を奪還せよ!】
舞台は、第二次世界大戦末期のヨーロッパ。
ヒトラーの命を受けたナチスドイツは、侵攻したヨーロッパ各地で歴史的美術品の略奪を繰り返していた。
これに危機感を募らせたハーバード大学付属美術館の館長ストークスは、時の大統領ルーズベルトに直談判し、ナチスに奪われた美術品の奪還作戦を認めさせる。
そして、芸術家・歴史学者・建築家など美術専門のプロ7人の美術専門家で構成される、美術品救出部隊「モニュメンツ・メン」を結成した。
しかし、チームの人間は、誰一人として正式な軍隊経験がない戦争ド素人のチームだ。
戦争ド素人チームは、危険な状況下で美術品保護の為の作戦を遂行していく。
そんな中、戦争での敗北を悟ったヒトラーは自暴自棄になり、美術品を破壊すると決断した!
果たして彼らは、美術品を救えるのだろうか?!
キャスト
ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、
ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン、ボブ・バラバン、ヒューボネヴィルなど。
ヒトラーはなぜ美術品の略奪に執着したのか?
独裁者ヒトラーの闇の美術史を描いたドキュメント『ヒトラーとピカソ』(2019年)でも、ナチスドイツの美術品略奪が詳細に語られ、ナチスが犯した罪の深さを、美術の歴史をもって再認識することが出来ます。
本作の「モニュメンツ・メン」は人呼んで芸術戦士!彼らがいなければゴッホのひまわりや名画の数々を見る事ができなかったのです。
『ミケランジェロ・プロジェクト』で、美術オタクたちの命がけのアート救出劇を見届けましょう!
作品情報
製作国:アメリカ
監督:ジョージ・クルーニー
上映時間:118分
劇場公開日:2015年11月6日
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