米国に接近するソ連最新鋭潜水艦の目的は…奇襲か?亡命か?
大西洋に突然出現したソ連の原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」をめぐって繰り広げられる米ソ戦略を描いた、トム・クランシーの同名ベストセラーを完全映画化!
手に汗握る海中バトル!
これまで潜水艦同士の戦いを描いた映画は数多くあり、相手が見えない暗黒の海中で、敵の潜水艦の様子を探りながら攻撃したり攻撃されたりの緊張に、これに船内の密室空間内での人間ドラマが加わると更なるサスペンスが加速されます。
2017年公開・インドの戦争映画『インパクト・クラッシュ』は、インド洋の深海を舞台にインドとパキスタンの潜水艦同士の死闘を描いた作品で、息詰まる海中バトルと共にインド海軍潜水艦の乗組員の勇気と愛国心に焦点が当てられた作品となっています。
元祖軍事スリラー!
潜水艦映画『レッド・オクトーバーを追え』は、単なる潜水艦同士の海中バトルに留まらず、超大国アメリカとソ連の軍事戦略と策謀を描いた軍事スリラーの元祖的作品。
米国に接近するソ連最新鋭潜水艦の目的は…奇襲か?亡命か?というプロットに加え、ロシア側の危機的視点と、アメリカCIAの思惑が複雑に絡み合ったドラマが展開される!
『ダイ・ハード』のJ・マクティアナンが監督
監督は不死身の男ジョン・マクレーン刑事の活躍を描いた『ダイ・ハード』シリーズで大ヒットを飛ばしたジョン・マクティアナンがメガホンをとり、アクション監督ならではの手に汗握るダイナミックな作品に仕上げています。
映画「レッド・オクトーバーを追え!」のあらすじ
原潜レッド・オクトーバーを追え!
ソビエト、ムルマンスク沿岸。
ソ連最新鋭原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」の艦長ラミウスは、秘かな決意を胸に艦の出航を命令する。
その頃、CIAのアナリスト、ジャック・ライアンは、レッド・オクトーバーの写真を片手に、不審な動きをする原潜の謎の解明に奔走していた。
レッド・オクトーバーの不審な行動が次々と米国に報告される中、ライアンはラミウスが亡命するつもりなのかもしれない、と直感する。
一方モスクワからラミウスの亡命を知り、レッド・オクトーバー撃沈の命をうけたソビエト海軍の潜水艦コノヴァロフは、血眼になってレッド・オクトーバーを追っていた。
しかし同じ頃レッド・オクトーバーでは、乗組員の中に破壊工作員がいることが判明し、艦内は緊迫していた。
ライアンはラミウスとの接触を試み、彼の真意が亡命にあることを確認する。
レッド・オクトーバーに乗り移ったライアンと、破壊工作員の襲撃、ソ連原潜の攻撃、そしてアメリカ原潜ダラスの追撃が始まった。
果たしてラミウスたちは、晴れてアメリカ亡命を遂げる事ができるのか!?
映画「レッド・オクトーバーを追え!」のキャスト
- ソ連原潜艦長・・・ショーン・コネリー
- 副艦長役・・・サム・ニール
- CIAライアン・・・アレック・ボールドウィン
- アメリカ原潜艦長・・・スコット・グレン
- 米提督・・・ジェームズ・アール・ジョーンズ
渋めの名優が顔を揃えています。
映画「レッド・オクトーバーを追え!」の見どころポイント
冷戦下でのアメリカとソ連両大国の意地の張り合い、原潜同士の攻防、艦内での破壊工作員の襲撃などがリアルに描かれ見どころ十分!
軍事スリラーに、豪華出演者の演技が巧みで面白い!
特にソ連原潜艦長役のショーン・コネリーがカッコ良過ぎ!
貫禄とチャーミングな雰囲気が作品全体に格調を持たせている。
迫りくる魚雷に対し真っすぐ高速で進むと、艦首に回流が生じ魚雷を回避できるテクニックにビックリ! コネリー艦長は余裕でコーヒーを飲みライアンが迫ってくる魚雷に「アレ?爆発するヨ~!逃げないの?」と、ハラハラするシーンは必見!
映画「レッド・オクトーバーを追え!」の作品情報
- 製作国:アメリカ
- 監督:ジョン・マクティアナン
- 上映時間:135分
- 日本劇場公開日:1990年7月13日
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