2019年に劇場公開された「THE GUILTY/ギルティ」の予告編動画は、こちら
警察の緊急ダイヤルに 、女性から”今 誘拐されている” という通報が入った!
電話の向こうには、かすかな音や 他にいる “誰か” の気配しか聞こえない・・・。
緊急通報センターの狭い一室を舞台に、拉致監禁事件へと巻き込まれた女性を救うために孤軍奮闘するオペレーターの姿を描いたデンマーク産の新感覚サスペンス!
犯人は音の中に潜んでいる
誘拐事件発生!
”今誘拐されている” 緊急連絡室にはオペレーターの男一人しかいない。
画面から流れてくるのはキーボードのタイプ音・ダイヤル音・電話の向こうの音だけ!
提示される情報は本当にこれだけ!主人公も観客も耳をすませて電話の向こうのかすかな情報を収集するという異常な集中力を要求される・・・犯人は 音の中に潜んでいるのだ!
超ソリッドでタイトなサスペンス映画!
本作の舞台は、オペレーター数人がいるオフィスと個室と廊下・・・たったこれだけ!
そして・・・ナント!上映時間88分間カメラが緊急連絡室から一歩も出ないという事。
ただひたすら険しい顔をしたオジサンが、映るだけという超ソリッドな仕様!
『THE GUILTY / ギルティ』は、緊急ダイヤルのオペレーターが電話だけを頼りに誘拐事件を解決するというシンプルなストーリーながら 斬新なアプローチと、あっと驚く展開で様々な映画祭で絶賛されたデンマーク産のスリラー映画。
電話だけで追い込む!
本作の登場キャストはほぼ一人!
物語の大部分は電話からの声と音だけを頼りに誘拐事件の解決に挑む男の姿をリアルタイムで描かれ、車の発車音・女性の怯える声・犯人と思われる息遣い・微かな音だけが頼りで進行する・・・。
果たして”見えない事件”を、電話だけで解決することができるのか?
そのオペレーターは元警察官で一線を退いたのは”ある理由”があったのだ!?
背筋が凍る結末は 想像するしかない
北欧のデンマーク映画は、風景は美しいけど” ヒエェ~!”と声をあげたくなるような凄惨な展開があります。
本作でも背筋が凍るような結末が待っており、さすが”情け容赦ない北欧映画”という作品。
しかし、それさえも音声でしかわからないため 全ての観客一人一人の頭の中に凄惨な現場があるのです・・・何を想像するかは 人それぞれ。
声だけのブラインド・オーディション!
本作の登場キャストはほぼ一人だけで、それ以外は緊急ダイヤルにかかってきたまさに・・・電話の“声”だけ!
そのため監督はキャストを起用するにあたり、候補者の声だけを聞くブラインド・オーディションを実施し、役者の知名度や見た目ではなく その登場人物に必要な声を持っているかどうかを一番重視したという。
ハリウッド・リメイクが決定!
本作は第91回アカデミー賞・外国語映画賞のデンマーク代表にも選出され世界中の映画祭で観客賞を総なめにしました。
本作が長編映画監督デビュー作となるグスタフ・モーラー監督は声だけの演出劇で「人間の想像力を縦横無尽に操る」という全く新しい映像表現を見事に成功させました。
洋画「ギルティ」のあらすじ
”今、誘拐されている” という通報が入った!
警察の緊急連絡室に勤めるアスガーは、緊急ダイヤルに対応するオペレーター。
以前は警察官として現場に出ていたが、訳あって今はオペレーターとして路上強盗の通報にパトカーを手配したり、助けを求める声に瞬時に状況を判断し、警察官を現地におくる
のが彼の仕事だ。
そんなある日、アスガーは ”今 誘拐されている” という女性からの通報を受ける。
“私の名は、イーベン 今、元夫の車に拉致され何処かへと向かっている…私、このままじゃ殺される、お願い、助けて~“ と。
どうやら彼女は犯人に拉致され、車で移動しているらしい。
彼女は自分の子供に電話するフリをして、緊急ダイヤルに救いを求めてきたのだ!
アスガ―は電話の向こうのかすかな音や、他にいる“誰か”の気配、携帯電話の大まかな位置情報だけを頼りに 彼女を救う行動に乗り出した。
果たしてアスガーは電話の”声と音”だけで彼女を救うことができるのか?
そしてラストでは…大ドンデン返しの、見えなかった事件が見えてくる!
キャスト
ヤコブ・セーダーグレン、イェシカ・ディナウエ、ヨハン・オルセン、オマール・シャガウィーなどが出演。
挑戦的で新感覚のサスペンス
本作の登場人物は、オペレーター一人のみ!
あとは電話の向こうにいる幾人かの人々とのやり取りのみで描くという挑戦的なスタイルで描かれているが、これがなかなか緊迫感に溢れた新感覚のサスペンス。
こんなにも地味で こんなにもお金が掛かっていないのに、ここまで面白いドラマを作れる監督は素晴らしい!
想像以上に、想像力がかきたてられる刺激的な作品です。
作品情報
製作国:デンマーク
脚本・監督:グスタフ・モーラー
上映時間:88分
日本劇場公開日:2019年2月22日
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