元DIAエージェントのマッコールは、単身でマフィアの邸宅に乗りこんだが負傷した。
田舎町の医師に命を救われたマッコールは、この町を安住の地にすることを決意し静かに暮らしていた・・・しかし、そこにもマフィアの手が延びはじめ 住民たちを脅かし始めた。
マッコールは大切な人々を守るため再び立ち上がる!
2023年に劇場公開された『イコライザー THE FINALE』の予告動画は、こちら
闇の必殺仕事人
その男・・・表の顔はホームセンターで働く ごく平凡な男だが、裏では弱き者のために悪を抹消する闇の調整人・イコライザー。
元DIAの特殊工作員だったロバート・マッコールは妻の死を受けて引退した過去を持つ。
引退後は身分を隠し一市民として、ひっそりと暮らすことを望みながらも 悪を見逃すことができず、不平等に扱われている人のために お節介な介入をして不正を正していく。
ナメてた相手は、殺人マシーン…予想もしなかった人物に、けちょんけちょんにされる。
その戦闘スタイルは、腕の時計をタイマー・セットし トラブルを19秒で解決する!
安住の地で暮らす
ロバート・マッコールは、昼は真面目で勤勉な男・・・夜は弱き者の為にイコライザーとしてこれまで数々の悪を抹消してきた。
ある時シチリアでの仕事で重傷を負い、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町に辿り着く。
負傷した体を身内のように看病し、温かく接してくれる町の人々に心の安らぎを得たマッコールは、腕時計を外し この町を安住の地と決意し静かに暮らし始める。
ザ・ファイナル!9秒で終わらせる
だがこの小さな町にも、マフィアの手が延びはじめ、住民たちを脅かし始めた。
町で暮らす大切な人々が次々と凄惨な事件に遭うのを見て、マッコールは再び自分の「仕事」を開始すべく、イコライザーのスイッチともいえる腕時計を再び腕に装着する。
タイム・セット!奴らを9秒で始末する
『イコライザー THE FINALE』は、シリーズ第3作目にして最後となる最終章。
タイム・セット!最凶のイタリアン・マフィアを最速の9秒で始末する。
マッコールの戦闘スタイル
無敵の戦闘能力を持つマッコールは、敵のアジトに乗り込んだ時、その風貌から ”ハ?弱そうなヤツ”と 一旦バカにされ 追い返される・・・しかし、そう簡単には引き下がらない!そして腕時計を19秒にタイム・セットしてからの、無敵無双ぶりは凄まじい!
全員倒すまで3秒オーバーした時は、予想の19秒を少しオーバーしたとチェックする。
一見、温厚で優しそうな おっちゃんの正体は、元DIA(国防情報局)の特殊工作員で特殊な戦闘スキルを備えているため、例え丸腰であったとしても その場にある道具を駆使して敵をあっという間に全滅させてしまう。
彼の特別な武器を使わずに悪人を成敗していくスタイルは、まるで必殺仕事人の様で、そして彼は「何かに困った人」を助け “平等をもたらす”イコライザーなのだ。
内に秘めたダークな魅力
一見マッコールが、弱者を助ける正義のヒーローのようにみえるが、冷酷に無数の人間をスプラッタースタイルで始末する「殺人兵器」のようでもあるという二面性があります。
主人公は、元DIAエージェントで過去の行動について後悔の念とトラウマを抱いている様で、アカデミー俳優のデンゼル・ワシントンが演じることで、マッコールの抱える闇の部分が丁寧にクローズアップされており、主人公のダークな魅力を生み出しています。
大ヒット・アクションシリーズに!
第1作目の成功からシリーズ化され、2018年にはタクシー運転手として働きながらDIAの元上司で友人でもあるスーザンの殺害事件を調べる『イコライザー2』、そして活躍の舞台をイタリアに移し、マフィアからの嫌がらせから村を救う『イコライザー THE FINALE』の3作が公開されました。3作ともアントワーン・フークア監督の作品。
同監督と5度目のタッグ
デンゼル・ワシントンとアントワーン・フークア監督は、2001年公開の『トレーニングデイ』で初タッグを組み、同作は大成功を収めました。
『トレーニングディ』は、新人刑事一日のトレーニングディ(訓練日)を描いたサスペンションアクションで、デンゼルはこの作品でアカデミー賞・主演男優賞を獲得しました。
そしてそれ以来、デンゼルとアントワーン監督のタッグは、本作まで20年以上にも及び 「THE FINALE」は熱い絆で結ばれた5度目のタッグ作品となります。
第1作目『イコライザー』ではホームセンターの社員に
ボストンのホームセンターで働いているロバート・マッコールは、実直な勤務態度と温厚な性格から、同僚から厚い信頼を得ていた。
だがマッコールは、元DIAの特殊工作員で妻の死を受けて引退した過去を持っていた。
彼は不眠症気味で、深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっていた。
その店には常連である少女娼婦のテリーが来ており、彼女と会話を交わすうちに友情が芽生えていく。
そんなテリーは歌手になる事を夢見ており、娼婦の仕事には嫌気がさしていた。
数日後・・・テリーの姿が見えないのでダイナーの店主に聞いてみると、テリーは重傷を負い、入院したしたというのだ。
テリーは自分に暴力を振るった客に反撃して傷つけてしまったとして、元締めのロシアン・マフィアのボスから、見せしめに重傷を負わされ集中治療室に運ばれたのだった。
彼女の入院先を訪れ、マッコールはガラス越しにテリーの悲惨な姿を見つめた。
彼はスラブにあるロシアン・マフィアのいる事務所に向かい、ボスに9,800ドルを提示してテリーを自由にするよう申しでるが、ボスはせせら笑いながら無下に断った。
”あいつは放せネ~、これからも稼いでもらうさ~” と言い放つ。
一度は事務所を出ようとしたマッコールだったが、静かな怒りに燃え 腕時計を19秒にセットした・・・その瞬間ボスを含め、その場にいたマフィアたちを19秒で瞬殺した。
数日後退院したテリーは、歌手になる夢を叶えるために動き出すとマッコールに礼を言う・・・マッコールは、頑張れよと微笑んだ。
「イコライザー」オリジナルはテレビ探偵ドラマ
映画『イコライザー』は、1984年にアメリカのテレビドラマシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」の映画版リメイクで、TV版は元CIAの探偵ロバート・マッコールが、新聞に出した広告を見て依頼してきた相談者のトラブルを解決する一話完結のストーリー。
映画版でも、ラストで自分で出した助けを求めるウェブ広告にアクセスしてきたメールに返信するのは、このTV版のアップデートになります。
第2作目『イコライザー2』ではタクシードライバーに
元DIAロバート・マッコールは、現在はタクシードライバーとして勤勉に働いていた。
だがタクシーで街の巡回をしながら、悪党が悪さをしていないか目を光らせている。
また、薬漬けにされた女性を乗せた時には病院に運び、暴行犯たちのアジトに乗りこんでは犯人を一人残らず倒していく。
ある日、DIA時代の元上官でもあり親友だったスーザンが何者かの手によって殺された。
唯一の理解者でもあったスーザンを失ったロバートは、怒りに震え調査を始めた。
調査を進めるうちに、古巣であるCIAの関係者が事件に関与している可能性が浮き上がり、ロバート自身にも命を脅かす危機が迫ってくる。
スーザンを襲ったのは、DIA時代の意外な人物で ロバートも過去作戦の口封じのため暗殺集団に命を狙われたのだ。
本当の敵はかつての仲間で、お互い特殊技術をマスターした同じイコライザーだ。
対決の場は海辺の家で、台風が近づいており非難指示が出される程 天候が荒れていた。
暴風雨が吹き荒れる台風の中で、最強のイコライザー同士の戦いで勝利したマッコールは、台風の去った静かな海を一人で眺めているのだった。
アクションがパワーアップ
同等の強敵が現れ、前作よりもアクションがパワーアップしたが、安定の強さに安心!
更に正義感と人情味もアップデートされ、人知れず社会奉仕する姿勢が素晴らしい。
映画終盤で台風が吹き荒れる中での対決シーンは、巨大な送風機を12個所に設置し、壁を乗り越えてくる波を作るために高さ12m位の巨大なタンクも用意して大砲で放水し、暴風と大波を作り 台風の中でのアクションを演じているシーンを撮影したようです。
3作目 イコライザー最後の闘い!ザ・ファイナル
イタリアはシチリアの美しい田園地帯にある屋敷から、物語は幕を開ける。
屋敷の持ち主と思われる男が屋内に足を踏み入れると、そこには沢山の惨殺死体が転がる、凄惨な光景が広がっていた。
じっくりと舐め回すように、カメラは大量殺人現場と化した血まみれの屋敷の様子を、家主の視点で追っていく。
ロバート・マッコールは、単身でマフィアの邸宅に乗り込んだが この闘いで瀕死の重傷を負ってしまい、アマルフィ海岸沿いにある静かな田舎町に辿り着いた。
そんな彼を町の人々は身内のように看病し、温かく接してくれた。
これまで長い期間をたった一人で、誰にも頼らずに生きてきたマッコールにとって、それはまさしく救いであった。
陽気で善良な人々の優しさ…マッコールはこの町を安住の地と心に誓い、イコライザーの戦闘スィッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。
しかしそれもつかの間、町にもマフィアの手が延びはじめ、住民たちを脅かし始める。
マッコールは大切な人々を守るため、再び腕時計を手にするのだった。
しかし、それが引き金となり、事態はイタリア全土をも巻き込む爆破テロ事件へと拡大してゆく・・・。
面白さ3倍!
最終作「THE FINALE」は無双の強さ・壮絶アクション・怒涛の展開ともに面白さ3倍!
第1作では“19秒で終わらせる”が、本作では”9秒で終わる” 最速の瞬殺スタイル!
殺しのテクニックと暴力の強烈さも、シリーズ最恐といえるほどの凄まじさ!
敵のヤバさも3倍で、今度の悪は超鬼畜のイタリアン・マフィアで見るからに最凶!
本作で初のR15指定となり、これまでにない激しい怒りとバイオレンスに満ちたフィナーレとなっています。
町ごと護る
前2作と違うのは、守るべき対象が一人だったのに対し「THE FINAL」では”町ごと護る”にスケールアップ!
唯一疑問なのは、前作でタクシードライバーのマッコールが、なぜ本作でイタリアのマフィアがはびこる島にいたのか? ということです。
その理由は、ラストに明かされるのが…この「THE FINAL」の感動ポイント!
イコライザー the final ブルーレイ
ブルーレイ
キャスト
デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、デヴィッド・デンマン、レモ・ジローネ、
ブルーノ・ビロッタ、アンドレア・ドデーロなどが出演。
THE FINALE もう終わりにしたい
最終章では、マッコールとシチリアの町の人々との心温まる触れ合いのシーンも多く穏やかさを感じるが、一転してホラーともいえる無慈悲で暴力的な悪人への「瞬殺」シーンのギャップに身も心も震えます。
正義と殺人、天使と悪魔・・・この相反する2つの存在がマッコールの中に共存し、その矛盾が彼を苦しめており悩んでいるのかもしれない。
『イコライザーTHE FINALE』の冒頭で、彼はこの仕事を“もう終わりにしたい”と感じさせるシーンが描かれています。
だが、闇の調整人・イコライザーにTHE FINALEは無い・・・この世に悪がはびこる限り。
作品概要
製作国:アメリカ
監督:アントワーン・フークア
上映時間:109分
劇場公開日:2023年10月6日
コメント