1994年12月に劇場公開された「スピード」の予告編動画は、こちら
SWATと爆弾魔が頭脳戦を繰り広げるノンストップ・アクション映画。
また、ヤン・デ・ボン監督の映画監督デビュー作でもある。
映画「スピード」のあらすじ
ロサンゼルス市警察のSWAT隊員であるジャック・トラヴェン(キアヌ・リーヴス)は、高層ビルのエレベーターに爆弾を仕掛けた犯人であるハワード・ペイン(デニス・ホッパー)をあと一歩のところで取り逃がす。
数日後、ジャックを逆恨みしたハワードはバスに爆弾を仕掛け、「スピードが時速80キロを一度でも下回れば爆発する。乗客を1人でも降ろせば爆発する。」と脅迫し、多額の身代金を要求した。
ジャックは爆弾を載せたバスを発見したが、すでに時速80キロ以上で高速道路を走行していた。なんとかバスに飛び乗るも、自分を捕まえに来たと勘違いした男が銃を発砲。
弾は偶然にも運転手に当たってしまい、皮肉なことにスピード違反で免停中のアニー(サンドラ・ブロック)が代わりに運転することに。
数々の試練が迫りくる中、ジャックは無事乗客を助け出し、爆弾魔・ハワードを今度こそ捕まえることが出来るのか?
映画「スピード」の感想
「エレベーター」から始まり、「バス」・「地下鉄」と舞台を移しながら、SWAT隊員が爆弾魔と頭脳戦を繰り広げるというサスペンス的要素を含んではいますが、アクション映画としても1級品ではないでしょうか。
バスが飛ぶシーンはちょっとやりすぎの感もありますが・・・。
また、観た人は「地下鉄」は蛇足だと批判する側と、最後まで飽きさせない流れ・アイデアだと評価する側に分かれると思います。
映画『スピード』のキャスト紹介
キアヌ・リーブス
キアヌ・リーブスは、本作で主人公のジャック・トラヴェンを演じ、その勇敢で冷静なSWAT隊員としての姿が観客を魅了しました。
本作は、彼のキャリアにおいて一つの重要な転機となり、世界的なスターへと駆け上がるきっかけとなりました。
彼のアクションシーンやストイックな演技は、観客に強烈な印象を残しました。
サンドラ・ブロック
サンドラ・ブロックは、ヒロインのアニー・ポーター役を担当しました。
彼女の自然体でありながら力強い演技は、観客から高い評価を受け、彼女自身のキャリアを一段と押し上げました。
アニーは、予期せぬ状況に巻き込まれながらも冷静さを失わず、次々と課題をクリアする姿勢が印象的です。
デニス・ホッパー
デニス・ホッパーは、敵役である爆弾魔ハワード・ペインを演じました。
彼の狂気に満ちたキャラクターと冷酷な演技は、映画全体の緊張感を一層高めました。
ホッパーの存在感ある演技が、主人公たちの命運を握る敵としての恐怖をリアルに描き出しています。
ジェフ・ダニエルズ
ジェフ・ダニエルズは、ジャックの先輩であるSWAT隊員ハリー・テンプル役を演じています。
彼のキャラクターは、人間味あふれる性格と、プロフェッショナルとしての確固たる信念が魅力です。
ダニエルズの演技は、観客に親しみやすさと感情の共鳴を提供し、物語に深みを持たせています。
キアヌ・リーブスの役柄と演技力
キャラクター紹介
キアヌ・リーブスが演じるジャック・トラヴェンは、SWATの優秀な隊員であり、冷静沈着かつ勇敢な性格です。
彼は常に緊急時においても冷静さを失わず、適切な判断を下す能力を持っています。
彼のキャラクターは、観客に強い信頼感を与え、映画全体のヒーローとしての役割を確立しています。
名場面とその影響
ジャック・トラヴェンの名場面の一つは、爆弾が仕掛けられたバスに飛び乗るシーンです。
このシーンでは、彼の果敢さと機敏さが際立っています。
この瞬間は映画の緊張感を一気に高め、多くの観客が彼の行動に魅了されました。
彼の決断と行動力は、映画全体のテンポを引き立てています。
演技力評価
キアヌ・リーブスの演技は、本作品を通じて高く評価されました。
彼の自然な表現力やアクションシーンでのパフォーマンスは観客を惹きつけ、プロの俳優としての実力を確固たるものにしました。
特に複雑な感情を伴う場面での演技は、彼の役者としての深みを感じさせます。
他作品との比較
『スピード』ではアクションと感情のバランスが取れた演技を披露しており、彼の多才さを示しています。
『マトリックス』のネオや『ジョン・ウィック』のジョンとは異なるキャラクターを見事に演じ分けています。
サンドラ・ブロックの役柄と演技力
キャラクター紹介
サンドラ・ブロックが演じるアニー・ポーターは、物語の中心的人物であり、緊急時にも冷静さを失わない一般市民の女性です。
彼女は予期せぬ状況に直面しながらも、次第に逞しく成長し、観客に強い共感を呼びます。
そのキャラクターは、女子力と勇気を象徴する存在として描かれています。
名場面とその影響
アニー・ポーターの名場面の一つは、彼女が初めてバスの運転席に座り、恐怖と緊張に耐えながらバスを操縦するシーンです。
このシーンは、彼女のキャラクターが観客に強く印象付けられ、映画の緊張感とアクションを一層引き立てます。
ブロックの演技は、観客にリアルな感情を伝えています。
演技力評価
サンドラ・ブロックの演技は、自然体でスムーズです。
彼女は感情の起伏を巧みに表現し、観客に強い共感を呼び起こします。
彼女の役柄は、笑いや涙を誘うシーンが多く、その演技力は観客にとって非常に魅力的です。
それにより、彼女は本作での名女優としての評価を確立しました。
他作品との比較
『スピード』ではアクションとドラマのバランスが取れた演技を披露し、彼女の多才な演技力を示しています。
コメディやロマンスにおける彼女の天性の魅力は、アニーというキャラクターにも反映されています。
デニス・ホッパーの悪役としての魅力
キャラクター紹介
デニス・ホッパーが演じるハワード・ペインは、冷酷無比な爆弾魔として登場します。
彼は元警官であり、その知識と経験を駆使して巧妙な罠を仕掛けます。
彼のキャラクターは、知力と狂気が見事に融合しており、観客に真の恐怖を与える存在です。
名場面とその影響
ハワード・ペインの名場面は、ジャックと電話越しに心理戦を繰り広げるシーンです。
このシーンでのホッパーの冷静で威圧的な演技は、観客に強烈な印象を残しました。
彼の悪役としての存在感は、映画全体の緊張感を高め、物語のクライマックスへと導いています。
演技力評価
デニス・ホッパーの演技は、非常に強烈であり、観客に深い印象を与えます。
彼の声のトーンや表情の使い方は、キャラクターの狂気と知略を見事に表現しており、その演技力は高く評価されています。
ホッパーの存在は、映画の悪役としてのアイコン的存在となりました。
演技の特徴
ホッパーの演技の特徴は、その圧倒的な存在感にあります。
彼は静かで冷静な中にも狂気を孕んだ演技を見せ、観客を引き込む力を持っています。
彼の演技は、ただ怖いだけでなく、観客に考えさせ、彼の次の一手を予測不能にさせる巧妙さがあります。
ジェフ・ダニエルズの支持役としての演技
ジェフ・ダニエルズは、映画『スピード』においてSWATチームの爆弾処理専門家であるハリー・テンプル役を演じました。
彼の役割は、映画全体の緊張感を高めるだけでなく、主人公ジャック・トラヴィン(キアヌ・リーヴス)の頼れるパートナーとして重要な存在です。
ハリーの冷静な判断と経験は、物語の進行に大きな影響を与えました。
キャラクター紹介
ハリー・テンプルは、爆弾処理のプロフェッショナルであり、経験豊富なSWATメンバーです。
彼は常に理論的に物事を考える性格で、緊急時でも冷静さを失いません。
映画の序盤では、ジャックと共にエレベーターに仕掛けられた爆弾を解体するシーンが描かれています。
ハリーの知識と技術は、チーム全体にとって欠かせないもので、彼の存在が物語の緊張感をさらに引き立てました。
名場面とその影響
ジェフ・ダニエルズが演じるハリーの名場面と言えば、オフィスでの爆弾シーンが挙げられます。
犯人の要求に応じるふりをして、巧妙な罠を仕掛けられたハリー。
しかし、彼は最後の瞬間まで冷静を保ち、同僚たちに重要な情報を伝えることに成功します。
このシーンは、観客に緊張感と驚きを与えるだけでなく、ジャックの行動にも大きな影響を与えました。
演技力評価
ジェフ・ダニエルズの演技は、そのリアリティと説得力が評価されました。
彼のハリー・テンプル役は、単なる脇役にとどまらず、物語全体を支える重要なキャラクターとして機能しました。
ダニエルズの表現力と緻密な演技により、観客は彼のキャラクターに感情移入しやすく、物語の深みが増しました。
キャストの相互作用
『スピード』の成功には、主要キャスト間の絶妙な化学反応が大きく寄与しています。
それぞれのキャラクターが持つ特性とその相互作用が、このアクション映画をさらに魅力的なものにしました。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの化学反応
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックのコンビネーションは、この映画の最大の魅力の一つです。
ジャック(キアヌ)とアニー(サンドラ)の緊迫した状況下での協力関係は、スリルと感動を同時に提供します。
二人の間に芽生える信頼関係と友情は、観客に強烈な印象を残し、終盤ではロマンスの要素も垣間見ることができます。
続編『スピード2』でキアヌが出演しなかった理由にも関わらず、この初作でのパフォーマンスは映画史に残るものとなりました。
デニス・ホッパーとの対立シーン
デニス・ホッパーが演じる爆弾魔ハワード・ペインとの対立シーンは、映画『スピード』の中でも非常に緊張感が高まる場面です。
ハワードは計算された冷酷な爆弾魔であり、その存在感は画面を完全に支配します。
キアヌ・リーブスのジャックとのやりとりは、頭脳戦の見ごたえがあり、視聴者を引き込む要素となりました。
二人の対立シーンがもたらす緊迫感は、映画のエッジをさらに鋭くしました。
ジェフ・ダニエルズとの連携
ジェフ・ダニエルズ演じるハリーとの連携も、映画『スピード』の重要な部分です。
映画の初期から中盤にかけて、ハリーとジャックの連携プレーは物語の進行における重要な要素となります。
ハリーの知識とジャックの行動力が相まって、数々の危機を乗り越える様子が描かれています。
彼らの協力関係が、映画全体の緊張感をさらに高めました。
スピードの成功とキャストの関係
映画『スピード』は、全世界での興行収入3億5,000万ドル以上を記録し、主演とヒロインを演じた俳優たちのキャリアを大きく飛躍させました。
この成功には、キャスト全員の演技力とその相互作用が大きく寄与していると言えるでしょう。
興行収入と評判
映画『スピード』は、その緊張感あふれるストーリー展開と見事なアクションシーンで、世界中の観客を魅了しました。
興行収入は3億5,000万ドルを超え、映画批評家からも高い評価を受けました。
特に、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの演技力が賞賛され、この映画はアクション映画の名作として位置づけられています。
キャストの貢献度
キャストの貢献度は計り知れません。
キアヌ・リーブスの熱演とサンドラ・ブロックの自然な演技、デニス・ホッパーの冷酷な爆弾魔役が見事に融合し、映画を成功に導きました。
また、ジェフ・ダニエルズの支持役としてのパフォーマンスも、映画全体の質を高めました。
これらのキャストが一体となって、緊張感とアクションの両立した素晴らしい映画を作り上げたのです。
キャストのその後のキャリア
この映画によって、キャストのキャリアは大きく飛躍しました。
キアヌ・リーブスは、その後数多くのアクション映画でスター俳優としての地位を確立しました。
サンドラ・ブロックも、この映画をきっかけに多くのヒット作に出演し、世界的な女優となりました。
また、ジェフ・ダニエルズも多くの映画やテレビシリーズで活躍を続けています。
総括としてのキャストの重要性
映画『スピード』の成功には、キャスト全員の素晴らしいパフォーマンスが不可欠でした。
キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック、デニス・ホッパー、ジェフ・ダニエルズのそれぞれが、映画に生命を吹き込む重要な役割を果たしました。
この映画は、キャストの相互作用とその個々の演技力が見事に融合した結果として、多くの観客に愛され続ける作品となっています。
この成功は、アクション映画の一つの到達点を示していると言えるでしょう。
映画『スピード2』について
これは降板したキアヌ・リーヴスが2の脚本を気に入らなかったからとキアヌ本人が言っていたという話。
2では舞台が広い海の豪華客船ということもあり、1に比べて「スピード感」が伝わりづらかったような気がします。
キアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックがお似合いだと思われた方は、韓国映画のリメイク『イルマーレ』(2006年 日本公開)で再共演している2人の恋愛模様を楽しむのも良いかも(笑)。
映画「スピード」のレビューを調べてみた
観に行く映画予定メモ 4月28日 マリオ 4月28日 聖闘士星矢 The Beginning 5月3日 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3 5月19日ワイルド・スピード 5月26日 岸辺露伴ルーヴルへ行く 5月26日 65/シックスティ・ファイブ
映画「スピード」の世界ですね🤣 巡航が楽そうなALPINAが欲しくなります🤤
「ワイルド・スピード」「ザ・スーパーマリオブラザーズ」ほか兵庫・MOVIXあまがさき映画祭<ライブ音響上映>開催決定 #ライブ音響上映 #MOVIXあまがさき映画祭 #ワイルド・スピード・ファイヤーブースト #RRR #ザ・スーパーマリオブラ…
ゾンビランド ショーンオブザデッド 水深47m(?)サメの映画) アンチャーテッド 多分ないけど かがみの孤城 (最高) レオン ペイン&ゲイン ワイルドスピード ジュマンジ カンフーハッスル ゾンビスクール トップガン マーベリック グランドイリュージョン 他にも!ヾ(*’O’*)
コメント
コメント一覧 (1件)
もう公開から30年近く経つという驚き。何度もテレビ放映されているのでかなりの回数見た作品です。が、何度見ても面白い。最初のエレベーターを巡る主人公バディと爆弾魔との攻防から盛り上がり全開で引き込まれる。バスのシーンに移ってからも乗客と主人公、そして犯人との緊迫感のあるやりとりから目が離せない。…たしかに、バスが飛ぶシーンでは「ああはならんやろ」と思いましたが(笑)キアヌ・リーヴスといえば普段のたち振る舞いから聖人だとよく言われているのを見かけますが、この映画の頃からずっとかっこいい。犯人役のデニス・ホッパーは亡くなられてしまいましたね。何度も見たという方も多い作品だと思いますが、久しぶりに見てみても楽しめる作品だと思います。