1994年に劇場公開された「シンドラーのリスト」の予告編動画は、こちら
ドイツ人実業家 オスカー・シンドラーは、ナチスによるユダヤ人の虐殺を目にし、密かに彼らを安全な収容所に移動させる決心をする!
1994年公開『シンドラーのリスト』は、ユダヤ人の絶滅収容所送りを阻止し、彼らの命を救った人物の実話を描いたホロコースト映画の代表的作品として知られています。
ホロコーストとは?
第二次世界大戦時には、ナチスドイツによるユダヤ人の組織的な大量虐殺(ホロコースト)が実施され、何百万人ともいわれる多くのユダヤ人が絶滅収容所などで殺害されました。
ホロコーストは、ギリシャ語を語源とする大規模な破壊や虐殺、絶滅を意味しています。
特に、ポーランドやリトアニアなどナチス勢力下の各地から列車により大量輸送されたユダヤ人の7〜8割は、収容所に到着するとすぐに毒ガス室に送られ、殺されたといいます。
『シンドラーのリスト』は、ナチスによるユダヤ人の虐殺を目にした ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが、彼らの命を救うべく行動した実話に基づく物語。
ユダヤ人の絶滅収容所送りを阻止!
ドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、戦時中に軍需工場で財をなし快楽主義に取りつかれた遊び人だったが、ナチス党政権に対する不信感とユダヤ人の虐殺を真のあたりに見てからは良心に目覚め、密かに彼らを安全な収容所に移動させる決心をするのでした。
そして、1200人以上ものポーランド系ユダヤ人を自身が経営する軍需工場に必要な労働生産力だという名目で絶滅収容所送りを阻止し、その命を救ったのです!
迫害の歴史を映像で伝える
本作を監督したスティーヴン・スピルバーグは、「戦争を記録した映画」を撮ることにし、全編をモノクロに統一しドキュメンタリーぽく見えるよう手持ちカメラを使った撮影を多用し当時の状況をリアルに再現しました!スピルバーグ自身も、ユダヤ系アメリカ人です。
リストアップしたユダヤ人は1200人!
ポーランドはナチスドイツ軍の占領下に置かれ、ユダヤ人の弾圧が激化していた。
ドイツ人実業家オスカー・シンドラーは軍需工場を経営し、ゲットーに住むユダヤ人を低賃金で働かせ、財を築き上げた。
しかし、シンドラーは財を成すなかで、罪もないユダヤの人々が虫けらのように殺されていく事に嫌悪感を覚えていた。
そんな中ゲットーが閉鎖され、強制収容所への移送が開始された時、連行される大人たちの中に赤い服をきた少女を発見した…その時、シンドラーの心の中で何かが動いた!
そして敗戦ムードが色濃くなった時、ナチスは証拠隠滅を謀ろうと収容所を閉鎖し、残ったユダヤ人をアウシュヴィッツに送り込み全員を虐殺しようとしていた。
赤い服の女の子も殺された!遂にシンドラーは故郷のチェコにユダヤ人を連れていくことを決意し、収容所の所長に多額のカネを握らせ労働力ともども工場の移転を承知させた。
シンドラーがリストアップした、ユダヤ人の数は1200人。
果たしてシンドラーは、1200人のユダヤ人の命を救う事が出来るのか?
U-NEXTは、初月の31日は無料で視聴が可能です。
キャスト
シンドラーをリーアム・ニーソンが演じ、他、ベン・キングズレー、レイフ・ファインズ、キャロライン・グッドール、エンベス・デイヴィッツ、ジョナサン・セガールなどが共演。
みどころポイント
全編モノクロ映像の中で、赤い服の女の子のシーンがこの映画を象徴し、実に印象的!
”赤い服着ていた女の子、ナチスに連れられて行っちゃった…そして、殺されたのデス。
赤いコートの少女はシンドラーの良心を呼び起こす、重要なキーとなっていたのです。
本作は3時間超えの映画だが、まったく長さを感じない素晴らしい作品です!
作品情報
製作国:アメリカ
上映時間:3時間15分
劇場公開日:1994年2月26日
コメント