若い頃からのロバート・デ・ニーロの紹介【出演映画の代表作】

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ロバート デニーロ 若い頃: 初期のキャリア

ロバート・デニーロは、その才能と多様な役柄により、俳優としての地位を確立しました。

彼の初期のキャリアは、1970年代に数々の映画で成功を収めることで大きく飛躍しました。

特にそのリアリスティックな演技スタイルは、多くの観客と映画関係者に強い印象を与えました。

少年時代

少年時代から役者に憧れ、演技指導者のステラ・アドラーの下で演技を学んだ後に、数々の名優を排出した名門アクターズ・スタジオに通い演技を勉強しました。

一時期ヨーロッパに出向き、各国を渡り歩きながら演技の修行をしていたこともありました。

映画デビューと初期の成功

デニーロの映画デビューは、1963年の『The Wedding Party』ですが、彼の名前が広く知られるようになったのは1970年代に入ってからです。

1973年には、マーティン・スコセッシ監督の『ミーン・ストリート』での演技が高く評価され、一躍スターダムにのし上がりました。

この映画での成功は、彼に今後のキャリアで多くのオファーが舞い込む足掛かりとなりました。

デニーロはその後、『ディア・ハンター』や『タクシードライバー』といった名作に出演し、確固たる地位を築きました。

インディペンデント映画と演技の魅力

デニーロは商業映画だけでなく、インディペンデント映画にも積極的に参加し、その演技力を発揮しました。

彼の演技の魅力は、キャラクターに完全に没入する能力にあります。

ニューヨーク・ニューヨーク』や『キング・オブ・コメディ』などで見せた、その多面的な演技は観客を魅了しました。

デニーロは役作りのために徹底的なリサーチと準備を重ねることで知られており、これが彼の演技のリアリティを支える要因となっています。

初期の代表作と評価

デニーロの初期の代表作としては『ミーン・ストリート』や『タクシードライバー』が挙げられます。


これらの作品は、彼の演技力だけでなく、映画自体のクオリティも高く評価されました。

また、『ゴッドファーザー PART II』での若きヴィト・コルレオーネ役は、まさにデニーロの真骨頂であり、彼にとって初のアカデミー賞受賞となりました。

このような評価によって、デニーロは1970年代を代表する俳優の一人となりました。

マーティン・スコセッシとの出会いとその影響

マーティン・スコセッシとの出会いは、ロバート・デニーロのキャリアにおいて非常に重要な意味を持ちました。

この二人のコラボレーションは、映画界に多大な影響を与え、多くの名作を生み出しました。

彼らのパートナーシップは、デニーロの演技の幅を広げ、彼を一流の俳優として位置づけました。

スコセッシとの初コラボレーション

デニーロとスコセッシの初めてのコラボレーションは、1973年の『ミーン・ストリート』です。

この映画はデニーロにとって大きな転機となり、彼のキャリアを一気に加速させました。

スコセッシの独特の演出スタイルとデニーロの自然な演技が絶妙に融合し、観客を魅了しました。

この成功が二人の後続のコラボレーションへの道を開きました。

『タクシードライバー』と影響

1976年の『タクシードライバー』は、スコセッシとデニーロの二人にとってさらなる成功をもたらしました。

デニーロが演じたトラヴィス・ビックルは、社会に対する疎外感や孤独を象徴するキャラクターとして、現在まで語り継がれています。

この映画はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、デニーロの演技が高く評価されました。

これにより、彼は単なる俳優を超え、社会現象を巻き起こす存在となりました。

ショー・ビジネスへの影響力

スコセッシとのコラボレーションを通じて、デニーロは単なる俳優から映画製作における重要なパートナーへと進化しました。

彼の演技は、映画業界のスタンダードを引き上げ、多くの後進の俳優たちに影響を与えました。

また、デニーロ自身も映画製作に積極的に関わり、『グッドフェローズ』や『カジノ』といった名作を通じて、その影響力を広げていきました。

スコセッシとの長年のパートナーシップは、ショー・ビジネス全体においても一つのモデルケースとなっています。

名作『ゴッドファーザー PART II』とその後

『ゴッドファーザー PART II』でのロバート・デニーロの演技は、彼のキャリアにおいて重要なマイルストーンとなりました。

彼は若きヴィト・コルレオーネを演じ、そのリアルで繊細な演技が高く評価されました。

この作品は彼にとって初のアカデミー賞受賞作となり、彼の名声をさらに高めました。

キャスティングの決定要因

デニーロが『ゴッドファーザー PART II』にキャスティングされた理由は、その卓越した演技力と若きヴィト・コルレオーネ役にぴったりの風貌でした。

監督のフランシス・フォード・コッポラは、デニーロの多面的な演技力とキャラクターへの深い理解を評価し、彼をこの重要な役に抜擢しました。

このキャスティングは、デニーロにとっても大きな飛躍となり、その後のキャリアに多大な影響を与えました。

アカデミー賞受賞とその反響

デニーロは『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

この受賞は映画業界だけでなく、一般の観客にも大きな反響をもたらしました。

デニーロのその後のキャリアにおいて、アカデミー賞受賞は彼の実力を証明するものであり、新たな役柄への挑戦を後押ししました。

この受賞があったことで、デニーロはさらに多くの重要な役を手にすることができました。

役作りのプロセス

デニーロは役作りに関して非常に徹底しています。

『ゴッドファーザー PART II』のために、彼はシチリア語を学び、若きヴィト・コルレオーネとしてのリアルな演技を追求しました。

彼は役に深く入り込むため、生活環境やキャラクターのバックグラウンドを徹底的にリサーチし、それを演技に反映させました。

このようなプロセスが、彼の演技のリアリティと説得力を高めています。

デニーロ・アプローチ

役作りの為の過剰にしてやり過ぎとも言われる「デニーロ・アプローチ」は、彼の代名詞ともなり、その役を演じ切る為の努力を惜しみません!

『タクシードライバー』(1976年)では、3週間ニューヨークでタクシードライバーとして働いたり、ボクサー役の『レイジング・ブル』(1980年)では、ミドル級ボクサーの鍛え抜かれた肉体を作り、ボクサー引退後の姿を表現するために体重を20キロも増やしました。

賞金稼ぎ役の『ミッドナイト・ラン』(1988年)では、監督のマーティン・ブレストと共に実際の賞金稼ぎと共に行動し、捕獲の瞬間や張り込みを見学し捜査の方法などを習得した等々・・・まるで配役の人生をも体感しようとする徹底した役作りに挑んでいるのです。

1970年代の主要な出演作

1970年代は、ロバート デニーロが映画界でその名を知らしめた時期でした。

特に1974年の『ゴッドファーザー PART II』での若きヴィトー・コルレオーネ役は、彼にアカデミー助演男優賞をもたらし、大きな注目を集めました。

また、『タクシードライバー』(1976年)ではトラヴィス・ビックル役を演じ、その演技は映画史に残るものとなりました。

この時期は、デニーロの演技力と役作りの深さが一層認識されるようになりました。

『ニューヨーク・ニューヨーク』の魅力

1977年の『ニューヨーク・ニューヨーク』は、デニーロにとって挑戦的な作品でした。

この映画は、彼がミュージシャン役で出演し、リザ・ミネリとの共演も大きな話題となりました。

デニーロはこの役のためにサックスの練習も行い、細部にまでこだわる姿勢が評価されました。

映画は音楽とドラマが調和した作品であり、デニーロの繊細な演技が際立ち、彼の多才さを示す一作となりました。

『ディア・ハンター』における演技

1978年に公開された『ディア・ハンター』では、ロバート デニーロは戦争帰還兵マイケル・ヴロンスキー役を演じました。

この作品はベトナム戦争の影響を描いたもので、デニーロの深い演技が物語の重厚感を一層引き立てました。

彼の演技はキャラクターの辛さと葛藤をリアルに表現し、多くの観客の心を打ちました。

この役によって、デニーロが多様な役柄をこなせる優れた俳優であることが広く認識されました。

『Raging Bull』での変わり方

1980年公開の『レイジング・ブル』では、デニーロはボクサーのジェイク・ラモッタを演じ、その役作りのために大幅な体重増減を行いました。

彼の体当たりの演技は、その年のアカデミー主演男優賞をもたらしました。

この作品は、彼とマーティン・スコセッシとの再々合作となり、二人の創造力が極致に達したと言われています。

デニーロの演技は暴力と繊細さが共存し、その多面的なキャラクターが観客を圧倒しました。

1970年代後半の活躍

1970年代後半、ロバート デニーロはますますその地位を確立し、多くの話題作に出演しました。

『ニューヨーク・ニューヨーク』や『ディア・ハンター』、そして『レイジング・ブル』など、彼の出演作はそれぞれ異なるジャンルでありながら、いずれも彼の卓越した演技力を証明するものでした。

彼はこの時期に、さまざまな役柄に挑戦し、映画界における多才な俳優としての評価を確立しました。

若い頃のデニーロの評価

若い頃のロバート デニーロは、その演技力と役作りへの真摯な姿勢により、業界内外で高い評価を受けました。

彼は、映画のキャラクターに真に命を吹き込むために、徹底的なリサーチと準備を怠らないことで知られています。

特に『ゴッドファーザー PART II』や『タクシードライバー』での演技は、彼の名声を不動のものにしました。

若い頃からデニーロは、その才能とプロ意識で映画界の一線級に立ち続けてきました。

1980年代前半の活動

1980年代前半、ロバート デニーロはそのキャリアの中でも最も充実した時期を迎えました。

彼は引き続きさまざまなジャンルの映画に出演し、多彩な役柄を演じることで観客や批評家から高い評価を受けました。

この時期は、デニーロの演技の幅広さが一層際立つ時期でもありました。

『Once Upon a Time in America』の影響

1984年公開の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』は、デニーロのキャリアにおいて重要な位置を占める作品の一つです。

セルジオ・レオーネが監督を務めたこの映画で、デニーロはギャングスターのデヴィッド・”ヌードルス”・アーロンソンを演じました。

この役柄は、彼の深いキャラクター描写とともに映画そのものの評価を高め、デニーロの演技キャリアの更なる高みを象徴する出来事となりました。

コメディ映画への挑戦

デニーロは1982年公開の『キング・オブ・コメディ』でコメディ映画に初挑戦しました。

この映画では、彼は自称コメディアンのルパート・パプキンを演じ、その独特のキャラクターが話題を呼びました。

この役柄を通じて、彼の演技の幅の広さと驚くべき柔軟性が示されました。

また、1988年の『ミッドナイト・ラン』では、ハードボイルドなバウンティハンターとコメディの要素が見事に融合し、観客を魅了しました。

新たな役柄への挑戦

1980年代前半、デニーロはさらに新たな役柄にも挑戦し続けました。

彼は『アンタッチャブル』でアル・カポネ役を演じ、その恐ろしい存在感とカリスマ性が話題となりました。

また、『レイジング・ブル』での演技を披露した後、デニーロは心理的に複雑なキャラクターにも挑戦し続けました。

これらの役柄を通じて、彼は多面的な演技力を発揮し、映画界においてますますその存在感を強めました。

特に、ラストステージ上での10分近い長セリフも凄いとしか言いようがありません!

1974 年の名作『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー助演男優賞を受賞し、『レイジング・ブル』(1980年)では、アカデミー主演男優賞を受賞しました。

ロバート・デ・ニーロ 出演のおすすめ作品

ベトナム戦争帰還兵の生と死!『ディア・ハンター』(1978年 )

1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で、心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、彼らと仲間たちの友情を描いている。

仲間を思う友情と戦争に於ける生死を描いた184分に及ぶ超大作 !

観どころ

この映画の前半は、仲良しグループが休日に鹿狩に出かけ、どこか平和で牧歌的な雰囲気が漂っている・・・転じて、いきなり過酷な戦地の場面になり正に「真逆」なギャップに驚かされる! 不幸にも彼ら3人はベトナム軍の捕虜になってしまう。

捕虜になった3人はベトナム兵に、命を賭けたロシアンルーレットを強いられる。

この映画の観どころは、ベトナム戦争の無慈悲さと ロシアンルーレットの描写が秀逸!

このゲーム、がよければ生き残り そうでなければ即絶命する・・・ただ運があるだけだ。

『ディア・ハンター』は、絶頂期のロバートデ・ニーロ主演で 戦場で傷ついた若者の姿をリアルに映し出し、観る者に深い悲しみと虚しさを感じさせる戦争映画の傑作です。

アクションコメディ!『ミッドナイト・ラン』(1988年)

孤独な賞金稼ぎと、彼に追われるマフィアから横領した金をチャリティに寄付してしまった会計士との逃避行の中で芽生える友情の絆を、コミカルに描いたアクションコメディ。

デ・ニーロ演じるバウンティンハンターと賞金首による二人三脚の、ニューヨークからロサンゼルスまでの逃避行を描いたアメリカ横断ロードムービー。

観どころ

この映画での、デ・ニーロは今まで彼が演じてきた役とは全く異なるコミカルキャラクターで、まるで「俺だってアクションやコメディの演技ぐらいはできるんだぜ!」と言いたげな演技を見せてくれます。

ミッドナイト・ラン』は、笑い・アクション・サスペンス・そして人情にも溢れ、ロバート・デ・ニーロの主演作品の中でも、特に娯楽要素が満載で万人にお勧めできる作品です。

相棒役のチャールズ・グローディンは、撮影中手錠をかけっぱなしだった為 一生消えない手錠痕が残ってしまいました。

ベトナム帰還兵の狂気!『タクシードライバー』(1976年)

ベトナム戦争の帰還兵で 日々タクシーで街を流す男は、堕落しきった世の中を自ら浄化するという思いに駆られる・・・その思いは変質しながら、エスカレートを続けてゆく。

『タクシードライバー』は、カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞しています。

観どころ

ベトナム戦争帰還兵の報われない思いと怒りの矛先が向けられた秀作で、狂気を秘めた感情を持つ主人公の危うげな演技が実にはまっていて、デ・ニーロに静かな恐怖を感じる!

その怒りは、戦争に行って命を投げ出してアメリカに尽くしたのに、帰ってきたら皆に冷たい目でみられ、職業安定所で職をもらわなければいけない状態・・・こんなはずでは無かった。

ベトナム戦争帰還兵の報われない思いと、怒りの矛先が向けられた作品。

公開当時劇場にやって来たのは、この映画の主人公のような男達ばかりだったそうです。

孤独と不安に苛まれるコンプレックスの塊みたいな人たちが主人公に共感して、この映画を観に行った・・・そして大ヒットを記録したという皮肉があります。

ロバート・デ・ニーロの役作りに懸ける執念は、常識を超え狂気とも思える数々のエピソードを残しています・・・これからも「デニーロ・アプローチ」は、続いて行くことでしょう!

ロバートデニーロの作品一覧

フランケンシュタイン

ミーン・ストリート
ゴッドファーザー PART II
ニューヨーク・ニューヨーク
ディア・ハンター
レイジング・ブル
キング・オブ・コメディ
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
アンタッチャブル
ミッドナイト・ラン
グッドフェローズ
レナードの朝
ケープ・フィアー
カジノ
ヒート
ジャッキー・ブラウン
アナライズ・ミー
ミート・ザ・ペアレンツ
世界にひとつのプレイブック
マイ・インターン
ジョーカー
アイリッシュマン

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