2022年6月に劇場公開された『ニューオーダー』の予告編動画は、こちら
夢に見た結婚パーティー! 彼女にとって その日は人生最良の一日になるはずだった・・・。
しかし、街では貧富の格差に対する抗議運動が暴動化し、暴徒が家にも押し寄せてきた!
結婚パーティーの華やかな宴は一転し、殺戮と略奪の地獄絵図が繰り広げられる。
メキシコ映画『ニューオーダー』は、平和な日常が悪夢に変わるディストピア・スリラー。
平和な日常が悪夢に変わる!?
新郎新婦に乾杯! 今日は夢に見た結婚パーティー・・・喜びと華やぎに満ちた宴が始まる。
裕福な家庭に生まれ育った彼女を祝うのは、着飾った政財界の名士たち。
その日はマリアンにとって、人生最良の一日になるはずだった・・・。
一方、マリアン宅からほど近い通りでは、貧富の格差に対する抗議運動が 今まさに暴動化していた。
やがて暴動は広がりを見せ、遂にはマリアンの家にも暴徒が押し寄せてくる。
華やかな宴は一転し!暴徒による殺戮と略奪の地獄絵図が繰り広げられた。
そして運良く難を逃れたマリアンを待ち受けていたのは、軍部による武力鎮圧と戒厳令だった。
軍部による戒厳令が始まり電話や通信網は遮断され、ついさっきまで存在していたはずの法と秩序は崩壊し、平和な日常が悪夢に変わった!
これは悪夢か、無慈悲な現実か・・・だが “最悪”はまだ始まったばかりだった。
映画『ニューオーダー』は、これまでの平和な日常が悪夢に変わるディストピアが描かれる。
極限状態に追い込まれている世界・・・そして新型コロナのパンデミックによって事態が更に悪化したことで、期せずしてこの作品は時代に即したものになり、広がり続ける経済格差とそれがもたらす社会秩序の崩壊など・・・今まさに我々が直面している危機的状況を描く。
メキシコの俊英ミシェル・フランコ監督最新作
本作の監督を務めたのは、長編デビュー作から4作品連続でカンヌ国際映画祭に正式出品され、コンペティション部門での脚本賞を含む3冠に輝いてきたメキシコの俊英ミシェル・フランコ。
フランコ監督は手掛けたほとんどの作品で、脚本・製作・監督を務めその強烈な作家精神でメキシコ映画界を牽引してきました。
映画『ニューオーダー』は、ごく普通の人間の人生がふとしたきっかけで崩壊の危機に瀕していく様を冷徹な視線で、今そこにある”最悪”を描いている!
ヴェネツィア国際映画祭 審査員大賞獲得!
『ニューオーダー』のあらすじ
夢に⾒た結婚パーティー・・・マリアンにとって、その⽇は⼈⽣最良の⼀⽇になるはずだった。
資産家令嬢の彼女を祝うため豪邸に集うのは、着飾った政財界の名⼠たち。
⼀⽅、マリアン宅からほど近い通りでは、貧民層の貧富の格差に対する抗議運動が膨れ上がり、今まさに暴動化していた。
その勢いは爆発的に広がり、遂にはマリアンの家にも暴徒の群れが押し寄せてくる。
華やかな宴は⼀転し、暴徒による殺戮と略奪の地獄絵図が繰り広げられた。
偶然にも、外出して運良く難を逃れたマリアンだったが軍部に拘束されてしまう。
ついさっきまで存在していたはずの法と秩序は崩壊し、これまでの平和な⽇常が悪夢に変わってしまった。
そして、軍部による武⼒鎮圧と戒厳令が始まりマリアンは地獄のような監禁生活を余儀なくされる。
だが、“最悪”はまだ始まったばかりだ・・・マリアンの無慈悲な現実が始まろうとしている。
『ニューオーダー』のキャスト
ネイアン・ゴンザレス・ノルビンド、ディエゴ・ボネータ、モニカ・デル・カルメンなどが出演。
平和は一瞬にして消え去った
マリアン宅に暴徒がやってきたのは、実は使用人たちが手引きしていたからだ。
数分前までの雇い主と雇われ人の関係は一瞬にして瓦解し、何の慈悲もなく撃ち殺されてしまう・・・何年働いていようが、そこには絆や人情など全くなく金品を強奪したら引き金を引く使用人たち・・・さらに市民を守るはずの軍部や警察は、支配者へと変貌する!
本作のタイトルニューオーダー(新たな秩序)が示す通り、現政権とそこに付随する平和が一瞬にして消え去り、富者と貧者が混沌の渦に一緒に巻き込まれていく・・・。
本作で描かれている内容は世界各地で現存しているであろう社会模様で、衝撃映像に目を背けたくなるが、目を背けては いけないのデス・・・まさに、これがリアルな世界の現実
『ニューオーダー』は、大勢を裸にして立たせ水を浴びせるシーン、そして犯罪者集団の殺害と焼却など、容赦ない映像で脳にガツンと衝撃度MAX! 強烈な印象に残る作品です
作品概要
製作国:メキシコ
監督:ミシェル・フランコ
上映時間:86分
劇場公開日:2022年6月4日
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