2021年6月に劇場公開された『夏への扉/キミのいる未来へ』の予告編動画は、こちら
将来を期待された若き科学者は罠にはめられ、冷凍睡眠にさせられてしまう・・・。
目を覚ますとそこは30年後!? 科学者は自分の未来を変えるため、時を超えて動き出す。
伝説の著ロバート・A・ハインライン「夏への扉」の舞台を日本に移し、世界で初の映画化
1995年の僕と2025年の僕
将来を嘱望された若き科学者は 共同経営者と婚約者に裏切られ、自分の会社も開発中のロボットや特許も奪われた挙句 冷凍睡眠にされた・・・目を覚ますとそこは30年後の世界?
『夏への扉/キミのいる未来へ』は、人生の全てを奪われた科学者が1995年から2025年へとタイムスリップし、時を超えて失われた未来を取り戻す姿が描かれる。
色褪せぬ伝説の名作「夏への扉」
「夏への扉」は、1956 年にアメリカで発表されて以来、ハリウッド映画にも多大な影響を与え『バッグ・トゥー・ザ・フューチャー』が生まれるきっかけになったともいわれる伝説的な名作で、60 年以上経つ今でも色褪せぬ名作小説として 世界中で愛されています。
世界で初の映画化
ハインラインの数ある作品の中で、特に男女のロマンティックなタイム・トラベルを描いた「夏への扉」は日本においても人気の高い作品であり、SFファンが選ぶ「SF小説オールタイム・ベスト投票」では、度々ベスト1小説になっています。
本作は、SF作家ロバート・A・ハインラインのSF小説「夏への扉」の舞台を日本に移して再構築し『キングダム』の山崎賢人主演により世界で初の実写映画化!
名作の映画化が発表された際、耳を疑った文学ファンは少なくなかったはずです。
描かれるのは、人間と人間の ”愛”
物語のテーマはタイム・トラベルで、出てくるのは「冷凍睡眠」と「タイムマシ」「AIロボット」という夢のアイテムと超SFの世界だが、描かれるのは人間と人間の”愛”で、自分だけでなく大切な人の未来を守りたいという愛の強さが描かれます。
夢のアイテム冷凍睡眠(コールードスリープ)
『夏への扉』では「冷凍睡眠」が、SFのアイテムとしてメインの役割を果たしています。
「冷凍睡眠」は自身の体を低温状態に保ちながら生命活動を停止し、希望の未来が訪れるまで永遠と眠り続ける・・・そして しかるべき時間がきたら目覚め、未来へと着いているといったアイテムで、SF映画の宇宙船での惑星間移動などのシーンで多く登場しています。
タイムスリップで過去や未来に瞬時に移動!
現実の時間・空間から 過去や未来の世界に瞬時に移動するタイムスリップはSF小説や映画でも多く描かれ『バッグ・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズの人気作も生まれました。
『夏への扉』でも主人公がタイムスリップし、愛する人を救おうと奔走する姿が描かれる。
時を超えて失われた未来を取り戻す
1995年の東京・・・ロボット開発の分野で将来を嘱望される若き科学者・高倉宗一郎は、亡き父の親友・松下の会社でロボット開発の研究に没頭していた。
自分を慕う松下の娘・璃子や愛猫ピートに囲まれ、穏やかで充実した日々を送っていた。
ところがある日、研究の完成を目前に控えながら、信頼していた共同経営者と婚約者に裏切られ、会社も研究成果もすべて失った挙句に 冷凍睡眠で未来へ送られてしまう。
30年後の2025年に目を覚ました彼は、眠っている間に全財産を失い、家族同然で かけがえのない存在だった璃子が謎の死を遂げていることを知り絶望する。
宗一郎は人型 ロボットの力を借り、再び1995年に戻り彼女を救おうと奔走する。
“2025年の僕は、1995年にタイムスリップし 失われたものを取り戻すのだ!”
時空を超えた、愛の物語が始まる。
キャスト
主人公の科学者を山崎賢人が扮し、彼に力を貸すヒューマノイドロボットを藤木直人、数奇な運命に翻弄されるヒロイン璃子を清原果耶が演じ、主題歌を「鬼滅の刃」の楽曲で知られるLiSAが務めています。
他には 夏奈、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造などが出演。
メガホンをとったのは、小説を映画化した『フォルトゥナの瞳』の三木孝浩監督。
冬になると「夏への扉」を探しはじめる
古典的SFの名作「夏への扉」・・・このタイトルが素晴らしい! 物語も引き込まれます。
「扉」とは自分が望む未来への入口・・・いくつかの扉のどれか一つが希望への入口となる!
原作では、主人公の飼い猫ピートが 家中の全ての扉を開けさせます。
“ぼくの飼っている猫のピートは、冬になると決まって 夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれか一つが、夏に通じていると固く信じているのだ“・・・と。
本作に登場した猫のピートだけは原作通りの名前だったけど 思ったよりデブ猫でした!
寒い季節になると「夏への扉」を、探しに行きたいですネ。
作品情報
製作国:日本
監督:三木孝浩
上映時間:118分
劇場公開日:2021年6月25日
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