2012年に劇場公開された「アイアン・スカイ」の予告編動画は、こちら
アメリカの宇宙飛行士が、月の裏側で秘密基地を発見した!
その基地は敗戦後 月面に逃げのび、第四帝国を築いていたナチス・ドイツの残党だった。
やがてナチスは、宇宙艦隊を引き連れて地球侵略を オッパじめた!
『アイアン・スカイ』は、有り得ね~!ほど荒唐無稽で 現代批判に満ちた諷刺コメディ。
ナチスが月から攻めて来た!
これは傑作です! B級SF映画と侮るなかれ!! 想像以上の面白さ!!!
『アイアン・スカイ』は、第二次世界大戦で敗北し 月の裏側に逃げこんでいたナチスの子孫たちがドイツ帝国復活のために戦力を強化し地球を侵略しに帰って来る!と いう映画。
全編皮肉とノリノリのブラックジョークが満載!パロディとユーモアを効かせながら各国々のあらゆる問題を小馬鹿にしているのです。
特に、国連安全保障会議の席上で“偉大なる首領様が”と言い出す、北朝鮮ネタには大爆笑!
でも大金をかけただけに、本気のSF映画のようにVFXのクオリティが内容に反して異常に高く、宇宙船による地球侵略シーンも めちゃ めちゃかっこいい!
ヨーロッパ各国で驚異の大ヒット!
トンデモ~設定で、”こんなバカな事ってある? 馬・鹿・馬・鹿しさもほどがある!”・・・という 大バカさが大受けし、『アイアン・スカイ』は欧米各国で予想外の大ヒット!
日本の国内興行でも『最強のふたり』と並び、口コミで話題が広まりスマッシュヒットとなったフィンランド発のSF映画。
本作の監督ティモ・ブオレンソラは企画の段階で、映画の製作費を確保するために特別映像を配信し、世界中の映画ファンに予算確保のための草の根カンパを募りました。
カンパ募集の映像は無数の宇宙船が地球へと迫るなか、”ナチスを倒すため、諸君の寄付が必要だ!”と呼びかける内容で、このありそうでなかったプロットは瞬く間に人々の心を掴み、カンパでは一般のファンから1億円という大金を集めました。
第1作目の大ヒットから7年後には続編『アイアン・スカイ 第三帝国の逆襲』も製作され、今度はハイル・ヒットラーが馬を乗りこなすように恐竜に乗って?、地球に攻め入ってくるのです。
いざ、地球侵略! 第一作目『アイアン・スカイ』(2012年)
月面に降り立った宇宙飛行士は、卍の形をした巨大建築物と謎の武装集団を発見した?
その基地は、第二次大戦で連合国に敗北を喫し崩壊した・・・ナチス・第三帝国。
彼らの一部のエリートは敗戦時に連合国の追跡を逃れ、秘密裏に開発した宇宙ロケットで密かに月へと逃亡していた。
ナチスの残党は月の裏側に秘密基地を作り、復讐の機会をうかがっていたのだ。
やつらは、70年の歳月をかけて軍備を増強し、月の裏側で地球侵略作戦のための宇宙戦艦「神々の黄昏」号を建造していたのだ!
2018年 遂に、月面ナチスはUFOの大編隊で地球侵略を開始する!
果たして、やつらを止めることはできるのか! そこには意外な結末が待っていた???
ヒトラーが恐竜に乗って攻めてきた!続編『アイアン・スカイ第三帝国の逆襲』
観客の度肝を抜いた前作『アイアン・スカイ』から7年ぶりの続編となる『アイアン・スカイ第三帝国の逆襲』(2019年)で、今度はハイル・ヒトラーが恐竜に乗って攻めてきた!
『アイアン・スカイ』から30年後
月面ナチスとの戦いに勝利した人類だったが、地球は核戦争の勃発で荒廃してしまい、わずかに生き残った人類は地球を脱出し、ナチスが作った月面基地で細々と生き延びていた。
しかし基地のエネルギーの枯渇により、人々は滅亡の危機を迎えていた・・・。
そんなある日、地球からの亡命者がやって来る。
月面基地の機関士・オビは、亡命者から核戦争によって荒廃した地球の深部に新たなエネルギー源があることを知り、人類を救うため、誰も足を踏み入れたことのない“ロスト・ワールド”へと旅立つ。
しかし、そこはナチス・ヒトラーと結託した「秘密結社ヴリル協会」が君臨する世界だった。
「秘密結社ヴリル協会」は、オサマ・ビン・ラディン、マーガレット・サッチャー、金正恩など歴史上の独裁者?が結託し 人類滅亡を企てていたのだ。
そして、ヒトラーは地底からティラノサウルスを繰り出し、人類滅亡作戦を開始した。
続編も荒唐無稽のおバカストーリーがグレードアップ!
続編では、地底に潜み恐竜軍団を操るナチスと古今の独裁者たちが結託するという前作以上の悪ノリ、悪ふざけ、そして有名人のオマージュを大真面目に描いた笑いが見どころ!
続編の製作費もフィンランドの映画財団とクラウドファンディングで集め、前作のコメディー・パロディ路線に冒険とスリル、ゾンビや親子愛もうまく絡めた内容にグレードアップ。
正気の沙汰とは思えない世界観!これぞB級映画の真骨頂 !?
『アイアン・スカイ』で描かれる笑いのセンスは、『マーズ・アタック』などのハリウッドには無い高品質でウィットに富んだ笑いと諷刺が満載!
散々笑わせた後に 最後のラストシーンで強烈なメッセージで終わる・・・とてもいい映画。
魅力的なセクシーナチ女を演じた、ドイツ女優のユーリア・ディーツェも美人で可愛い! 彼女は真っ赤なルージュと童顔が軍服姿に良く似合っています・・・ハイル! ディーツェ!
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