2011年に劇場公開された「インシディアス」の予告編動画は、こちら
5人家族のファミリーは、生活を一新するため とある一軒家に引っ越しした。
しかし、どこか不気味な雰囲気だった家で、一家は数々の怪奇現象を体験する!
だが、怪奇現象の原因は「家」ではなかったのだ・・・そして、彼らを”何か”が狙っていた。
「イン シディアス」とは
「イン シディアス」(Insidious)は、ジェームズ・ワン監督とリー・ワネル脚本による超自然ホラー映画シリーズです。
シリーズは、「恐怖」と「霊的現象」を中心に構成され、視聴者に緊張感と恐怖を与えます。
シリーズの主要なテーマは、「異次元の存在」とそれに関連する恐怖です。
第一作は2010年に公開され、その人気を受けて続編や前日譚が次々と制作されました。
映画シリーズの概要
「イン シディアス」は、様々な超自然現象に巻き込まれるランバート家を中心に描かれています。
物語は、ある日突然昏睡状態に陥った息子ダルトンを取り戻すために、家族が霊媒師エリーズ・レイニアの助けを借りて異次元の世界に挑むというものです。
シリーズ全体を通じて、死後の世界や異次元の存在、悪霊との対決が描かれ、緊張感あふれるストーリー展開が魅力です。
タイトルの意味と背景
「イン シディアス」というタイトルは、「狡猾」や「陰険」を意味し、物語の中で登場する超自然的な存在や悪霊たちの性質を暗示しています。
また、タイトルは映画がもち合わせる不気味さやどこからともなく忍び寄る恐怖の感覚を反映しています。
タイトルが観客に持たせる期待や不安は、映画の緊張感を一層高めています。
ジャンルとスタイル
「イン シディアス」シリーズは、ホラー映画の中でも特に「超自然ホラー」と呼ばれるジャンルに属します。
シリーズは、視覚的な恐怖だけでなく、音楽や音響効果を利用して深い心理的恐怖をもたらすスタイルが特徴です。
静寂と急激な音の変化を利用した驚かせる手法や、暗闇の中での不気味な描写なども特徴の一つです。
鳥肌総立ちのホラー
新居に引っ越してきた5人家族は、不可解な怪奇現象に襲われる!
三人の子供を抱える夫婦の家で起こる、奇怪な出来事の数々…”何か”が彼らを狙っている。
得体の知れない、その“何か”を呼び寄せてしまう 夫の不思議な力とは 何か??
屋敷自体が呪われていると考えた夫婦は、すぐに再度の引っ越しをするが、そこでも同じように怪奇現象は続く・・・恐怖は続くよ!どこまでも・・・。
その怖さは折り紙つき!『インシディアス』は 観るものを恐怖に突き落とす新世代ホラー。
とにかく怖い!だが怖いだけじゃない
本作は、死霊が登場するお化け屋敷のような驚かせ系ホラーかと思いきや、伏線と謎解きの要素もタップリ盛り込まれた面白いストーリーが秘められている。
初っ端のタイトルも、黒い画面にドロ~イ真っ赤な文字・・・始めからビビらせてくれます!
タイトルのインシディアスとは、良からぬことが ”密かに 忍び寄る”という意味があり 引っ越しして来た家族に得体の知れない”何か”が 密かに忍び寄る恐怖を描いている。
ホラーのエキスがイッパイ
本シリーズには、古家の中から聞こえてくる ぼそぼそとした話し声や泣き声、うっすら写る幽霊のような老婆の顔、奇妙な双子、顔つきが妙に怖い霊媒師等々・・・怖がらせのベーシックなホラーエキスが、単純なビックリ音と共に一斉に襲ってくるのです。
その怖さは、ジャパニーズホラーの『貞子』が、TVからワラワラと出てくる時の怖さ!?
新世代最恐コンビが生み出す恐怖
『インシディアス』は、ホラー映画の新ジャンルを開拓した『ソウ』の監督ジェームズ・ワンと、全世界を震撼させた大ヒットホラー『パラノーマル・アクティビティ』の監督オーレン・ペリの新世代最恐コンビが奇跡のタッグを組み、二人が生み出した「最恐印」のホラー作品・・・ビビっても『ソウ』のような 残虐描写はないので安心して見られソウ!
その恐怖感で世界的大ヒット
『インシディアス』は、製作費150万ドルという低予算ながら、研ぎ澄まされた映像センスとずば抜けたストーリーの完成度の高さから評論家たちからも絶賛され、公開後は全米・全英で5週連続TOP10入りを果たし、世界的にも大ヒットを記録しました!
4作公開の大ヒットシリーズに
1作目『インシディアス』(2010年)の大ヒットによりシリーズ化され『インシディアス:第2章』(2013年)、『インシディアス:序章』(2015年)、『インシディアス:最後の鍵』(2018年)の4作品が公開…なんと!第5作目の製作も明らかになりました。
伏線をスムーズに回収するには
『インシディアス』シリーズは、恐怖心を煽られる映像や音の演出はもちろん、作り込まれたストーリー構成に伏線が散りばめられているので公開順ではなく、時系列順でシリーズを観ると伏線がスムーズに回収されていきます。
『インシディアス』を観るなら この順番がオススメ!
公開順序
「イン シディアス」シリーズは、以下の順序で公開されました。
1作目は2010年、「イン シディアス 第2章」は2013年、「イン シディアス 序章」は2015年、そして「イン シディアス 最後の鍵」は2018年に公開されました。
シリーズは大成功を収め、各作品がファンに愛され続けています。
視聴順
- 『インシディアス:最後の鍵』・霊感が元凶となり家族が崩壊した、その「家」の物語。
- 『インシディアス序章』・前作の続編ではなく物語の原点にスポットを当てた前日譚。
- 『インシディアス』・その「家」に引っ越しして来た家族を、怪奇現象が襲う。
- 『インシディアス:第2章』・ホラー要素に謎解き要素も含まれ伏線をしっかり回収。
恐怖の始まり!シリーズ第1作目『インシディアス』
ルネと夫のジョシュは、3人の子供たちと共に新居に引っ越しした。
ところが、引っ越し後まもなく次々と おかしな現象が起き始める・・・。
屋根裏からは不審な音、勝手に物の配置が変わったり、赤ちゃん用のモニターからは謎の声が聞こえてくる?
そんな時、長男のダルトンが梯子から落ち昏睡状態となってしまう。
この新居が呪われていると考えた夫婦は、別の家に引っ越すが 怪奇現象は止まらない!
既に見えない ”何か“が家ではなく、着実にジョシュたち家族を狙っていたのだ。
”何か”の狙いとは いったい…何か??
そしてラスト!・・・彼らは衝撃の事実に、戦慄することになる。
主なキャラクターと演技
ジョシュ・ランバート
ジョシュ・ランバートは、シリーズの中心的なキャラクターで、家族思いの父親です。
彼は息子ダルトンを救うために異次元に挑む勇敢な役柄です。
パトリック・ウィルソンの演技は、ジョシュの内なる恐怖と愛情を巧みに表現し、観客に深い共感を呼び起こします。
また、彼が取り憑かれた際の演技も非常に説得力があり、物語に緊張感を加える重要な要素となっています。
ルネ・ランバート
ルネ・ランバートは、ジョシュの妻であり、家族を守るために奮闘する強い母親の役柄です。
ローズ・バーンは、ルネの母親としての強さと脆さを見事に演じています。
彼女は家族が直面する霊的な脅威に対して果敢に立ち向かう一方で、夫と息子を失う恐怖に苛まれる姿も描かれています。
ルネの強さは、シリーズ全体を通してランバート家を支える重要な要素となっています。
ダルトン・ランバート
ダルトン・ランバートは、シリーズの第一作で昏睡状態に陥り、異次元「ザ・ファーザー」に囚われた少年です。
彼の存在は物語の中心に位置し、家族が彼を救おうとする過程で不気味な出来事が次々と起こります。
ダルトンを演じるタイ・シンプキンスは、無垢な子供の恐怖と絶望を見事に表現し、観客に強い印象を与えます。
彼の演技は、ストーリーの緊張感を一層高める役割を果たしています。
エリーズ・レイニア
エリーズ・レイニアは、霊媒師としてシリーズ全体の鍵を握るキャラクターです。
リン・シェイが演じるエリーズは、深い悲しみや過去のトラウマを抱えつつも、他者を救うためにその能力を使う強い意志を持っています。
彼女の存在は物語の中心にあり、ランバート家を幾度となく救う重要な役割を果たします。
また、彼女の背景に関するエピソードは、シリーズに深みと複雑さを加えています。
ランバート家の他のメンバー
ランバート家の他のメンバーも、映画の中で重要な役割を果たしています。
ジョシュの母親であるロレインや、家族としての絆を深めるために奮闘する姿が描かれています。
各キャラクターの織り成す関係性や、それぞれが持つ恐怖や苦悩が物語をより一層深くします。
ランバート家全員が直面する試練と、それに対する反応は、シリーズ全体を通じて観客に強い共感を呼び起こします。
『インシディアス』のキャスト
シリーズの主要キャストには、ジョシュ・ランバート役のパトリック・ウィルソン、ルネ・ランバート役のローズ・バーン、そして霊媒師エリーズ・レイニア役のリン・シェイが含まれます。
また、監督のジェームズ・ワンと脚本のリー・ワネルは、このシリーズを通じて独特のホラーのスタイルを確立しました。
彼らのタッグはシリーズの成功に大きく貢献しています。
他にリー・ワネル、バーバラ・ハーシー、タイ・シンプキンス、アンガス・サンプソンなどが出演。
映画『インシディアス』の魅力
恐怖心を煽られる映像や音の演出
本作は幽霊や悪魔の恐ろしいビジュアルだけでなく、ビビり音の演出が大きめ!
ホラーシーンでは必ず「ガァン~」とか「ビャッン!」という音量大きめの不協和音が不意に鳴り響き、恐怖画面というよりも「音」にビビる映画・・・心臓によくない!
『インシディアス』は、怖いだけじゃなく 古典的恐怖と家族愛も描かれている良質ホラー。
そして、衝撃的なラストから、新たなインシディアスが始まる・・・。
『インシディアス』作品情報
製作国:アメリカ・カナダ合作
監督:ジェームズ・ワン
上映時間:103分
日本劇場公開日:2011年8月27日
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