『ゴジラvsコング』の予告編動画は、こちら
『ゴジラvsコング』のあらすじ
コングは髑髏島(どくろじま)で少女と心を通わせながら過ごしていましたが、ある日モナークという組織に保護されてからは孤独に過ごしていました。
そうした中、ゴジラは企業であるエイペックスを襲撃したり、地球の地下には大きな空洞があって莫大なエネルギーがそんざいしていると明らかになったりします。
エイペックスは「コングなら空洞内の道を知っているはず…」と思い、保護施設からコングを輸送すべく軍事用の大型船に乗せました。
表向きはコングの安住の地を探す名目で海を渡りましたがそこにゴジラが強襲…コングや艦隊はボロボロにされ、ゴジラは勝利を確信し去るのでした。
その後、船上で仮死状態にされていたコングは空輸されて空洞の入り口へと運ばれます。
コングの案内の元、大空洞に着いてコングの故郷を探しつつもエネルギー源を見つけようとする中で、死んだゴジラの亡骸のようなものが光っていました。
そこにコングは落ちていた斧を触れさせるとエネルギーを吸収していき、そのエネルギーを察知したゴジラは空洞に入るために熱線を放って大きな穴を開け、遺跡が崩れていきます。
コングは地上に戻り、ゴジラとの最終決戦に挑むのでした。
両者が香港の街で戦う中、コングは再びゴジラに倒されてしまい、心停止の恐れを察した少女たちは蘇生を試みました。
エイペックスが密かに研究していたメカゴジラが表れます
ゴジラのサンプルによって生み出されたメカゴジラは、博士が脳波を使って操っていましたが制御不能となって暴れ出しました。
エイペックスの社長は握りつぶされ、博士は感電死する中、メカゴジラはゴジラを倒して蘇生したコングをも退けます。
その頃、エイペックスの悪事を調べていた3人はゴジラの危機を察して、どうにかメカゴジラを止めようと社内の操作パネルを使おうとしますが上手くいきません。
そのため、近くにあったお酒をかけてみると機械のショートによりメカゴジラの動きを鈍くすることに成功しました。
その機を逃さずコングが立ち上がり、ゴジラの熱線を吸収した斧でメカゴジラをズタズタにしたのです。
倒れていたゴジラが立ち上がって咆哮し、コングと再戦するかと思いきや2体は戦おうとしませんでした。
ゴジラは海へと静かに姿を消し、コングは地下空洞に向かったのです。
『ゴジラvsコング』の感想
映画全体を通しての感想
コングは何度も倒されながらも立ち上がり続ける様子が心に残りました。
また、怪獣たちのアクションや海や地下の怪獣たちが住まう大空洞、香港の街などを舞台にしたアドベンチャーとしても楽しめる映画です。
そして前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ではギドラやモスラが活躍しましたが、今回はコングやメカゴジラが登場!
大型怪獣ならではの迫力は前回同様であり、海上などの戦いは場面自体が明るいためゴジラたちがハッキリと映し出されていたのが印象的です。
また、コングの視点となるシーンがあり、ゴジラを真正面に見るような映像は臨場感もバッチリ。
相手の表情を見据える戦いは前作以上の緊張感もありました。
怪獣たちの様子が真に迫る演出が目を見張り、コングが劣勢となるシーンでは苛烈な攻撃にさらされて苦しむ表情も相まって痛々しく感じたのも印象的です。
人間サイドから見ると、前は人を守ってくれていたゴジラがの敵対に「なぜ?」と思わされましたね。
そうした中でエイペックスの悪事が明らかになっていくストーリーに驚かされます。
一方で、少女とコングが心を通わすシーンはコングが荒れて狂暴な表情から落ち着いた表情へ変わっていくため心が和みました。
怪獣たちの見どころ
コングの登場シーンではあくびをして、まるで人間のような表情と行動で姿を現します。
落ち着いた雰囲気は大人っぽさがあって、ヒゲや体毛に白い物が混じっていたことから『キングコング: 髑髏島の巨神』から時間がかなり経ったことが推測できました。
そんなコングの動物らしい動きと、縦横無尽に暴れまわるパワフルな映像が見どころですね。
コングとゴジラの戦いの場となったのは海上の大きな軍艦の上…水中戦が得意なゴジラは容赦無く熱線を発してくるため、コングは足場の悪い中で防戦一方となるのです。
必死に抵抗してみせるものの、いくつもの船が破壊されることで足場が奪われてしまいました。そんな中、コングが船に飛び移ったり、時には回転しながら飛ぶ姿が凄かったですね。
次の地上戦では香港の建物のネオンに囲まれて戦います。
昼間と違った暗さと明るさのバランスによって描かれるため、より動きが強調されていたのが見どころですね。
コングは肩が外れてしまったり、ゴジラの爪により引き裂されたり…そうしてゴジラのタックルを受けて倒れてしまうコングが踏みつけられるのは痛ましさがありました。
両者の雌雄を決する闘いにおいてコングを応援したくなるシーンが多く、怪獣アクションが見ものだったと言えます。
そうした中で登場したのがメカゴジラ!
怪獣を模した動きではなく、手の爪が回転したりミサイルを発射したりとまさにマシンと言えました。
もちろん、フィジカルも強いためゴジラと取っ組み合いになった時に力負けせず、ゴジラを押し倒すのです。
圧倒的なパワーを見せるメカゴジラに対し、ゴジラはメカゴジラの口内へ熱線を放ったり、コングが斧で腕や首を跳ねるのは圧巻でした。
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