2016年6月に劇場公開された「エクス・マキナ」の予告編動画は、こちら
訪れた人里離れた別荘には、美しい女性型ロボットがいた。
プログラマーの男は、そこで人工知能AIロボットの不可思議な実験に協力することになるが やがて・・・『エクス・マキナ』は、 美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFタッチのサスペンス・スリラー。
エクス・マキナとは?
古代ギリシャでは、これを表現するために役者を機械で吊るして、本当に舞台の上から登場させたと言われており、観客にカタルシスを与える演出の一つ。
SF『エクス・マキナ』は「機械仕掛けの」美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの男との心理戦が描かれます。
AIと人間の禁断の恋!
禁断の恋といっても 人間同士の不倫などとは別レベルで、人間の道徳観を根底から揺さぶる程の禁断ラブなのです。
しかし、そこに何がしかの愛があれば、禁断であるほど燃えるのが人間の性であるところがこの映画の面白さの一つ!
しかし、美しい人口知能ロボットは、想像力・小細工・性的魅力・共感性を総動員して自分を創った主人をある目的でフルに利用する!・・・そして、利用した後に?
AIが人類を超える時?
人工知能=AIは近年恐ろしいスピードで進化しており、一説には「シンギュラリティポイント=技術特異点」が、今後20〜30年のうちにくるのではとも言われています。
技術特異点とは、人間と人工知能の能力が逆転する転換期のことで、その時点を過ぎると、人工知能は自ら自分自身を改良し新しい人工知能を生み出して、自身の力だけで進歩していくことができるというのです。
人工知能の脅威を描いた作品!
これまでSF映画の中では、「発達しすぎた人工知能が人間の脅威になる」という物語が描かれてきました。
人間そっくりのAIロボットが感情を与えられたことで、とんでもない大暴走を繰り広げる、インド映画『ロボット』など・・・様々な形で「人口知能の脅威」が描かれています・・・こんなことが、いずれ現実に起こるかも!?
オリジナル脚本で監督デビュー!
本作の監督は、あのレオナルド・ディカプリオが主演した『ザ・ビーチ』の原作者として名を馳せていたアレックス・ガーランドで、この『エクス・マキナ』は初めて自身のオリジナル脚本で監督デビューした作品。
本作は英国のインディペンデント・フィルム・アワードの脚本賞・監督賞をダブル受賞したほか、第88回アカデミー賞で脚本賞と視覚効果賞にノミネートされ、『オデッセイ』ほか、並みいる大作を抑え見事視覚効果賞を受賞!
心理戦に勝つのは人間か、人工知能か?
世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、滅多に人前に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得る。
しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァだった。
ケイレブはそこで、エヴァに搭載されるという人工知能の不可思議な実験に協力することになるが・・・次第に 美しい女性ロボット・エヴァに心惹かれていく。
そして、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦と、衝撃の結末が待っていた。
キャスト
アリシア・ヴィキャンデル、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソン、ソノヤ・ミズノが出演。
AI人間 “エヴァ”の息をのむ美しさ!
女性ロボット・エヴァ役の容姿とアリシア・ヴィキャンデルの、息をのむほどの美しさ!
キョウコ役のソノヤ・ミズノも、とてもとても美しく魅力的!
主な登場人物は四人だけという少なさだが、洗練された美しい近未来的映像と、終始漂う冷たく どこか不安になる雰囲気がストーリーとマッチしていて とても・・・クール クール!
エンディングに流れるのは英国発女性4人組ポストパンク・バンド、サヴェージズの前衛的でメッセージ性のある「HUSBAND」もずっしり響く・・・。
作品情報
製作国:イギリス
監督:アレックス・ガーランド
上映時間:108分
日本公開日:2016年6月11日
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