2013年に劇場公開された『エリジウム』の予告編動画は、こちら
そこは、地球から離れ超富裕層だけが暮らすスペースコロニー・・・「エリジウム」。
一方、荒廃してスラム化した地上では、貧困層がドロイドによる厳しい監視に喘いでいる。
余命5日と診断された男は、エリジウムの先端医療に希望を求め 密航を企てる。
『エリジウム』は『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督・脚本によるSF超大作!
タイトル「エリジウム」の意味は??
映画のタイトルにある「エリジウム」は、何?と気になる方もいらっしゃると思います。
この言葉は、ギリシア・ローマ神話で、西端にあると言われる楽園を意味します。
神々に愛された者や英雄が死後に住むと言われる場所の事を指します。
荒廃した地球と楽園のスペースコロニー!
近未来の地球は、永遠の命が手に入る理想郷「エリジウム」に住む少数の超富裕層と、大気汚染や人口爆発により生活環境が悪化し、荒廃した地球に住む貧困層とに二極化していた。
近未来SF『エリジウム』は、荒廃してしまった地球から、水と緑にあふれた理想郷のスペースコロニー「エリジウム」への潜入を試みる男の姿を描くSFアクション!
富裕層のみが高度な医療を享受できる
日本は国民”皆”保険制度により、すべての人々が高度な医療を受けることができますが、アメリカでは高度な医療を享受できるのは富裕層のみなのです。
映画『エリジウム』でも、高度な医療を受けることが出来るのは少数の超富裕層だけ。
鬼才ニール・ブロムカンプ監督による「SF+社会風刺」エリジウムの魅力
『第9地区』でアカデミー賞4部門にノミネートされた鬼才ニール・ブロムカンプ監督が、マット・デイモン&ジョディ・フォスターら実力派スターを迎え、今回も監督得意の「SF+社会風刺」という独自スタイルで、余命5日と宣告された男の決死の戦いが描かれる。
南アフリカ出身のニール・ブロムカンプ監督は、近年のSF映画界で社会風刺を絡めた強烈なメッセージを発し、ユニークな存在感を示しています。
長編デビュー作の『第9地区』は、エイリアンたちが「迫害される弱者」の側にいるという独特の世界観が描かれ、ハリウッドに衝撃を与えた異色のSF映画。
VFXによる圧倒的なクオリティ!
本作で描かれる未来の地球とエリジウムの光景は、圧倒的なクオリティのVFXで創造され、登場する近未来のガジェットや銃器が全編に緊迫感とリアリティを提供しています!
本作のVFXを担当したのは『ホビット』シリーズや『アバター』等を手がけた名門WETAデジタル社で、未知の惑星を圧倒的な奥行きで映し出した映像が大迫力!
『エリジウム』では、ブロムカンプ監督ならではのスラム街の喧騒や凝ったデザインのメカニックなど、独特の映像美が壮大なスケールで観られる作品です!
荒廃した地球は、メキシコシティの巨大なゴミ処理場を使って撮影が行われました。
未来のパワードスーツ テクノロジー!
本作に登場したデイモン演じるマックスが、体力を補強するために装着したアイテムは、頭部と背中から神経と直接ジョイントしたパワードスーツで、実際の軍事テクノロジーを参考にしたアーマースーツです。
ディテールにこだわったメカや兵器が、SFの世界にリアリティをもたらしています。
『エリジウム』のあらすじ
2154年・・・世界は完全に 二分化された。
ひと握りの超富裕層が上空に浮かぶスペースコロニー「エリジウム」で、極上の人生を謳歌する一方、人類の大多数は荒廃しきった地球で貧しい生活を強いられていた。
エリジウムでは、高度な科学技術によって市民は傷病から解放され、水と緑にあふれた理想郷での暮らしを享受でき、一方、荒廃してスラム化した地上では貧民層が過酷な労働とドロイドによる厳しい監視に喘いでいる。
そんな中、ドロイド工場で働くマックスは、作業中の事故により致死量の放射線を浴び、余命5日と診断されて工場を解雇される。
生き残るには医療ポッドのある、エリジウムに侵入するしかない!
マックスは闇商人のスパイダーと取り引きし、エリジウムへの片道切符と引き換えに市民を襲い、その富へのアクセス権としての脳内データを奪うことに同意する。
弱り切った肉体能力を 飛躍的に高める強化外骨格を神経系と直結する手術を受けたマックスは、レジスタン軍に参加し決死の覚悟でエリジウムに侵入する。
しかし、彼の前に冷酷非情な女防衛長官デラコートが立ちはだかる・・・。
『エリジウム』のキャスト
マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ヴァグネル・モーラ、アリシー・ブラガ、ディエゴ・ルナ、エマ・トレンブレイ、ウィリアム・フィクナー他出演。
未来世界のディストピア!
近未来の荒廃した地球の姿が痛ましい・・・富の恩恵を全て富裕層だけに移されてしまう現実感が実にリアル! 貧富の格差を、完全に地上と宇宙に二極化した諷刺が見事!
お金持ちはユートピアで永遠に生き延び、貧しい人はディストピアで死ぬだけなのです!
裕福な人間が「世の中、すべて金次第」で世界を支配する!・・・人類の将来はいつの間にか『エリジウム』のように、なってしまうのではないだろうか!?
映画「エリジウム」のレビューを調べてみた
この監督の作品好きなんですよね 第9地区エリジウムとかの人ですよね
サイラッハ強いけどエリジウムのが使い慣れてるけど、やっぱ★6なだけあってバフ便利だ~ でも愛着ってもんもある
作品情報
製作国:アメリカ
監督:ニール・ブロムカンプ
上映時間:109分
日本公開日:2013年9月20日
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