2019年4月に劇場公開された『ホワイト・スペース』の予告編動画は、こちら
遥か銀河系の彼方・深宇宙に現れる謎の空間・・・ホワイト・スペース。
その空間付近には巨大な宇宙生物「天龍」が現れ、惑星間漁船と死闘を繰り広げていた。
『ホワイト・スペース』は、惑星間漁船のクルーたちの人間模様と、宇宙空間で巨大生物の激しいバトルを描いたSFスリラー。
西暦2156年・・・地球上の食料は枯渇し、人類は銀河系で遥か彼方の深宇宙に生息する地球外生命体を捕獲し、新たな食糧源として生き延びていた。
その食料は、謎の空間「ホワイト・スペース」に生息するドラゴン型エイリアンで、人類は惑星間漁船に乗り巨大な「龍」を捕鯨のごとく狩っていた。
ある日、伝説の超巨大モンスター「天龍」が、ホワイト・スペースに現れた!
名作「白鯨」との闘い!
1851年に発表された小説「白鯨」は、アメリカの小説家ハーマン・メルヴィルの海洋冒険小説で、アメリカ文学を代表する名作でもあり、世界の十大小説の一つとも称されています。
「白鯨」は、鯨に片足を食いちぎられたエイハブ船長が伝説の白鯨・モビーディックを狩る凄まじい執念と闘いが描かれ、これまで『白鯨』(1956年)や『白鯨との闘い』(2015年)などスぺクタクルな映像で映画化されました。
その闘いはSF版「白鯨」!
SF『ホワイト・スペース』では、謎の空間に生息する伝説の超巨大エイリアン「天龍」にかつて父を殺された漁船船長リチャードが復讐を果たすべく捕獲に向かう。
しかし、龍の体内に生息する寄生虫型エイリアンが船内に侵入し、漁船クルーの体を乗っ取って次々と仲間たちを襲い始めた!
『ホワイト・スペース』は、近未来の宇宙を舞台に「白鯨」をも想わせる伝説のドラゴン型エイリアン「天龍」と人間たちが繰り広げる死闘を描いたSFスリラー。
深宇宙とは?
深宇宙の物理的探査は、有人宇宙飛行とロボット宇宙船の両方によって行われ、これまで人類が地球から打ち上げた最も遠い宇宙探査機はボイジャー1号で、2011年12月5日に太陽系の外縁に到達したと発表され、2012年8月25日に星間空間に入りました。
現在では推進技術の限界により、この船の能力を超える深宇宙探査は不可能の様です。
『ホワイト・スペース』は、遥か銀河系の彼方「深宇宙」に現れる謎の空間が舞台のSF。
本作が初監督作品となるケン・ロクスマンディは、長年特殊効果に関わってきた経験を活かし100万ドル以下の製作費の為、予算を節約した1400上のVFXシーンを創生しました。
小惑星の映像は園芸店で1ドルで買った岩を使用したり、星雲はプラスチックの水槽に入れた塩水や練乳・食用着食料で表現するなど創意工夫を凝らしたVFXシーンを創生。
SF『ホワイト・スペース』は、ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。
『ホワイト・スペース』のあらすじ
西暦2156年・・・地球上の食糧は枯渇し、宇宙に新たな食料源を求めることになった。
人類は、惑星間漁船で地球外生命体を捕獲し、新たな食料源として生活していた。
「食料」を捕獲するため惑星間漁船・エセックス号の船長リチャードは、荒くれ者の宇宙漁師たちを集めホワイト・スペースに向かっていた。
遥か銀河系の彼方・深宇宙に現れる謎の空間ホワイト・スペースには、伝説のドラゴン型エイリアン「天龍」が潜んでいる。
超巨大エイリアン「天龍」を捕獲すれば5漁期分の獲物になり、利益もデカいのだ。
船長のリチャードは「天龍」に父親を殺された過去を持ち、復讐と一攫千金を狙っていた。
天龍捕獲に挑むリチャードたちだったが、彼らの積み荷を狙う宇宙海賊も襲ってきた。
海賊の手を逃れたエセックス号だったが、更に 龍の体内に生息する寄生虫が船内に侵入しクルーの体を乗っ取り、次々と仲間たちを襲い始めるのだった…。
果たしてリチャードはクルーたちを救い、「天龍」を捕獲できるのか?!
キャスト
船長リチャード役に「ファイト・クラブ」のホルト・マッキャラニーが扮し、他ズライ・エナオ、ジョッコ・シムズ、デイブ・シェリダン、ティファニー・ブラウワーなどが出演。
宇宙版「白鯨」のバトルが見どころ!
2011年公開の『エイジ・オブ・ザ・ドラゴン』は「白鯨」を中世ファンタジーの時代に置き換え 家族を奪ったホワイトドラゴンを追い続けるエイアブ船長の復讐を描き、『ホワイト・スペース』は、時代の移り変わりと共に「白鯨」の舞台を未来の宇宙に移した様な作品。
惑星間漁船・エセックス号は、映画『白鯨との闘い』に登場した捕鯨船の船名と同じで、船長の部屋にはモビーディックの置物を飾ってあります。
『ホワイト・スペース』のクライマックスでは、巨大な宇宙ドラゴンを相手に次から次へと修羅場が連続し怒涛の展開が繰り出され、宇宙版「白鯨」が楽しめます!
作品概要
製作国:アメリカ・ハンガリー合作
監督:ケン・ロクスマンディ
上映時間:94分
劇場公開日:2019年4月12日
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