牧羊豚を目指す子ブタ 映画『ベイブ』のあらすじとキャストを紹介

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1996年に劇場公開された「ベイブ」の予告編動画は、こちら

子豚の夢は、牧羊犬ではなく世界一の牧羊豚?を目指すこと!

無垢な子ブタのベイブ牧羊豚を目指す型破りな物語を、ひたむきに奮闘する姿を通じて爽快に描いたハートフルな動物コメデイ。

アニマトロニクスとは?

アニマトロニクスはSFXの一種で、コンピュータによって制御されたロボットを人工の皮膚で覆い撮影する技術を使い、リアルで滑らかな動きのある動物を演出する事が可能です。

子ブタと動物たちが活躍する『ベイブ』でも、アニマトロニクス技術がふんだんに使用され本当に動物たちが会話している様子が、リアルに表現されています。

『ベイブ』は、アカデミー賞も受賞!

『ベイブ』は、第68回アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門でノミネートされCGやアニマトロニクスなどの特殊効果が評価され、アカデミー視覚効果賞を受賞!

1998年には、続編の『ベイブ 都会へ行く』が製作されました。

『ベイブ』の原作はガーディアン賞受賞!

ベイブの原作は、イギリスの児童文学作家 ディック・キング=スミス氏による「子ブタ シープ ピッグ」で1983年に出版されました。

ディックの得意とする農場を舞台にしたファンタジー作品である本書は、優れた児童文学作品に与えられる賞であるガーディアン賞を受賞し、世界各国で翻訳出版されています。

原作本もほろりと泣ける、いいお話です。

自力で頑張る子ブタちゃん!

映画『シャーロットのおくりもの』(2006年)も、食べられる予定の子ブタが納屋に住みついた蜘蛛に助けられるお話だったけれど、『ベイブ』は自力で頑張るタイプ。

無垢で賢くて牧羊豚を目指す、ベイブのひたむきな姿には トンでもなく感動します。

世界一の牧羊豚をめざせ!

子ブタのベイブは、お祭りの体重あてコンテストの賞品としてホゲット農場にもらわれてきました。

ベイブはやや間の抜けた性格だが、穏やかで心優しい性格で、牧場でやさしい牧羊犬のお母さん、ニワトリみたいに時をつげる変なアヒル、ヒツジのおばあさんなど、いろんな動物と友だちになり可愛がられた。

ある日、牧場に現れた羊泥棒をいち早くベイブが感知した事から、飼い主のホゲットさんはベイブを牧羊犬コンテストに出場させようとする。

そして、牧羊犬コンテストに出場したベイブだが、羊たちは動こうとしない…。

その時ベイブは、羊さんたちに・・・。

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映画『ベイブ』のキャスト

出演は「名探偵登場」「ピンク・キャデラック」のジェームズ・クロムウェル、オーストラリアのトップ・コメディエンヌのマグダ・ズバンスキーほか。

子ブタのベイブの声をクリスティン・カウゲァナーが担当。

マッドマックス」シリーズや「ロレンツォのオイル 命の詩」のジョージ・ミラーが製作・脚本を務めました。

続編の『ベイブ/都会へ行く』(1998年)では、ジョージ・ミラーが監督をしています。

監督は、本作が長編デビュー作となったオーストラリア人のクリス・ヌーナンが担当。

映画『ベイブ』の見どころポイント

本作は圧巻のCG技術と、動物たちの”名演技”の融合が素晴らしい!

名演技で、愛と勇気に満ちた冒険を見せてくれます。

ラストのコンテストシーンでは、仲間の羊さんたちと一緒に声援を送りたくなるほど!

ベイブが牧羊犬のように、攻撃的で威張り散らすのではなく、丁寧に語りかけながら、ヒツジたちをまとめていく姿は、なんか人間のコミュニケーションに通じるものがあります…。

 映画『ベイブ』は、凝り固まった大人の心をほぐしてくれる癒しの作品です。

映画『ベイブ』の作品情報

  • 製作国:アメリカ
  • 脚本:ジョージ・ミラー
  • 監督:クリス・ヌーナン
  • 上映時間:92分
  • 公開日:1996年3月9日
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 私がまだ小学生だった頃に両親に連れられて映画館まで見に行きました。動物が本当にしゃべっているように見えてとても驚いたのを今でも覚えています(アニマトロ二クスという技術のことはこの記事で初めて知りました!)。その後もテレビ放映があるたびに何度も何度も見ているので、通算で言えば10回以上は見ているかと思います。最近も放送しているのを見かけ、最初はそれ程見る気はなかったのについつい引き込まれてしまい、懐かしさも感じてか、気づけば最後まで見てしまっていました。子供の頃はただ何となく動物たちの陽気な掛け合いとベイブの活躍を見て楽しんでいましたが、大人になって見てみると家畜同士での序列や日々死と隣り合わせの生活(ある日突然食卓送りになんてことも…)の方に目が行ってしまって動物たちの悲哀が感じられ、また違った見え方を楽しんでいます。

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