2016年3月に劇場公開された『オートマタ』の予告編動画は、こちら
太陽風の増加により砂漠化が進んだ2044年の地球・・・この世界では、生活に不可欠となった人工知能ロボット・オートマタが厳しいルールで管理されていた。
しかし、ある日突如として そのルールは破られた。
『オートマタ』は、高度なAIロボットが人類の敵となる姿を描いた本格SFムービー!
衰退した近未来の地球
地球の近未来を描いた映画では、核戦争や環境破壊により人類と文明崩壊後の地球を描いた作品が多くあります。
本作の人類が衰退した世界では、荒廃した世界での生活に不可欠な人口知能ロボットが開発され、生存のバランスが保たれていた。
オートマタとは西洋の「からくり人形」の意味で、人間形のAIロボット。
原作はSF小説界の巨匠アイザック・アシモフ
膨大な数の著作を持つアシモフは、さまざまな分野にわたるノンフィクション作品も発表したが、SFジャンルの名だたる文学賞を総なめにしました。
そんなアシモクのSF小説「われはロボット」に登場する“ロボット三原則”は、後に現実のロボット工学にも影響を与えています。
ロボット工学三原則とは?
アシモフが提示したロボット三原則は「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則から成り、高度に発達した人工知能に厳しい制限を課しています。
第一にロボッットは「生命体に危害を加えない」、二つ目が「自分で自分を修理改造しない」そして第三法則は第一法則,第二法則に反するおそれのない限り,自己を守らなければならないと制御機能が設定されている。
人工知能ロボットの予期せぬ挙動!
本作に登場するオートマタと呼ばれる人型汎用ロボットは、二つのプロトコルが実装され厳密に管理プログラムされた人工知能だが、ある場所で一体のロボットが予期せぬ挙動を見せ始めるのだった。
SF『オートマタ』は、ロボット工学三原則に反した行動を取ったロボットの起こした事件の謎を調査員が解明していく・・・といったストーリー。
同類の映画で、ウィル・スミス主演『アイ・ロボット』(2004年)では、人間のサポート役として家庭に溶け込んでいたAIロボットたちが高度に進化し、人間を支配しようとする恐怖が描かれています。
アントニオ・バンデラス 本格SFに初挑戦
オートマタを製造・管理するハイテク企業で調査官として働くジャックは、AIロボットの制限されたルールが破られていることに気付き調査を始める!
ジャック役を『マスク・オブ・ゾロ』(1998年)で知られるスペイン俳優アントニオ・バンデラスが丸刈り頭スタイルで本格SFに初挑戦!
監督は『シャッター ラビリンス』で注目されたスペインの新鋭ガイ・イバニェス監督が、アシモフが打ち出した“ロボット工学三原則”に着想を得て映画化!
イバニェス監督は「次世代のリドリー・スコット」と言われている程の ヨーロッパ屈指のビジュアル派監督で、ニール・ブロムカンプ監督の『チャッピー』(2015年)などに通じる世界観が描かれる!
映画『オートマタ』のあらすじ
人工知能ロボットが人類の敵に!
2044年・・・太陽のフレア光の増加により、地球は砂漠化が進行し人口の全99.7%が失われた。
そんな絶望的状況の中で 生存者は安全な都市網を再構築し、過酷な環境で人類の手助けを行う原始的なヒューマノイドロボット・オートマタを開発した。
オートマタには、「生命体に危害を加えてはいけない」「ロボット自身で、修理・修繕をしてはけない」というプロトコルが組み込まれ厳しく管理されていた。
当初は人類の救世主であるとされたオートマタであったが、砂漠化の抑制に失敗したことから肉体労働に追いやられた。
しかし、突如として「修理・修繕」の原則が破られ、オートマタは自我を持ち人の手を離れていく。
オートマタを管理する企業に勤めるジャック・ヴォーカンは調査を開始するが、
恐るべき真実と人類の未来を知ることになる・・・。
キャスト
アントニオ・バンデラス、ビアギッテ・ヨート・ソレンセン、メラニー・グリフィス(声)、ディラン・マクダーモット、ロバート・フォスター、ハビエル・バルデム(声)等が出演。
人類の終焉と人工知能の時代が始まる!
砂漠化や酸性雨等で荒廃し、ブレードランナー的に地球が退廃した世界観が素晴らしい!
荒廃した地球に、異物のように存在するAIロボットのビジュアルがシュールで印象的。
オートマタを殺そうとした人間達が、「たかが機械が!」と言い放った時に、逆にオートマタが「たかが凶暴な猿が!」と言い返すシーンがあり、人工知能AIの暴走という恐怖と、人間の欲深さと身勝手さを感じさせる作品!
果たして・・・高度に進歩したAIは 人類の敵となるのだろうか??
映画「オートマタ」のレビューを調べてみた
ゲームもしたい。ギガ気にしてリィンカネも中々開けんし。早く環境整えたい。シンフォニアとペルソナ5やる。あとホグワーツレガシーもやりたい。レプリカントももう一回やりたいし、オートマタももう一回やりたい。
なら、ニーア:オートマタ
ありがとうですヒロトさん🎶 中々壮絶なお話しでしたー!! 何層にも重なる残酷で美しいヨコオワールド流石でした😢✨ 心が何度折られたか‥ オートマタもセットで友人からプレゼントされてるので他の大作落ち着いたらまたやります😊🎶
作品情報
製作国:スペイン・ブルガリア合作
監督:ガイ・イバニェス
上映時間:109分
日本劇場公開日:2016年3月5日
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