2017年に劇場公開された「メッセージ」の予告編動画は、こちら
ある日、巨大な球形型宇宙船が地球上に降り立った! “彼ら”の目的は一体何なのか?
謎の知的生命体の“彼ら”は、人類に何を伝えようとしているのか!?
カナダの鬼才ドゥニ・ヴィルヌーブ監督が、人間と異星人とのコンタクトを描いたSF超大作。
原作はオールタイムベストSF・第1位の小説!
本作は、早川書房が毎年発行するSFマガジンの「オールタイムベストSF」で、2003年に第1位を獲得したテッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」が原作です。
エモーショナルな驚きと感動!
本作は、突如飛来した謎の飛行物体と”彼ら”が示すメッセージの解読に挑む女性言語学者の姿をスリリングに捉えつつ、ラストには壮大な驚きと感動が押し寄せる新たなるSFの傑作ムービー!
2017年に公開された『メッセージ』は、難解だが深みのあるテーマ性と予想だにしないラストで感動を湧き起こし、映画ファンの間で大きな注目を浴びました。
SF映画の傑作作品!
これまで映画史に名を残すほどの傑作SF映画には、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』やスピルバーグ監督の『未知との遭遇』他『第9地区』『アバター』などが挙げられますが『メッセージ』も、そうした作品群に連なる新たなSFエンターテインメント!
『未知との遭遇』や『コンタクト』など異星人との第三種接近遭遇を扱った映画に対し、“異星人との言語”というモチーフをここまで深掘りした作品は、『メッセージ』の他においてないでしょう。
本作には不思議なループ文字が、異星人の言語として表現されています。
第70回英国アカデミー賞でも音響賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。
異星人襲来!人類の運命は?
突如、地球上の12カ所に謎の巨大な飛行物体が現れ、世界中が騒然とする。
あらゆる通信に対しても、飛行物体からの反応は皆無!
”彼ら”は一体どこから・・・そして何のためにやって来たのか?
非常事態が発令される中、”彼ら”とコンタクトをとるため、言語学者の第一人者ルイーズと生物学者のイアンは軍に招集され、”彼ら”が発信する「メッセージ」の解読に当たっていく。
”しかし、解読と並行して、ルイーズは病で死ぬ娘と その母としての自分が登場する光景のフラッシュバックに悩まされる”
過去の記憶のように感じられるが、彼女は独身で娘を持ったことがない? なぜ?
そして、透明の壁越しに現れる2体の異星人「へプタポッド」が印す謎の文字の分析をし、徐々に理解を深めていくルイーズたちだったが、世界各国間での緊張が増していく。
このままでは、人類は異星人との全面戦争を選択してしまうことになる。
意を決したルイーズは、再度飛行物体への侵入を試み、そこで異星人たちの「真意」を知る!
人類が迎えるラストシーンには、何が待ち受けているのだろうか?
自分の未来を知るフラッシュフォワード!
映画の冒頭で、死にゆく娘をルイーズが見守るシーンがあるが、これが現在より過去の出来事(フラッシュバック)だと思わせられてしまう。
しかし実は、これから出会う物理学者のイアンとの間にもうける娘の死であって、未来の出来事(フラッシュフォワード)だったのだ。
実は、異星人「ヘプタポッド」には、過去と未来を自由に行き来できる時間超越能力がありルイーズも彼らの言語を学ぶにつれ、未来を認識することが出来るようになっていたのだった・・・そして、自分の未来の運命を自覚しながらも イアンのプロポーズを受け入れる。
キャスト
主人公ルイーズ役は『アメリカン・ハッスル』の演技派女優エイミー・アダムス。
その他、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー、『ラストキング・オブ・スコットランド』でオスカー受賞のフォレスト・ウィテカーなど実力派が共演。
超緻密なハードSF!
地球に降り立った宇宙船の細長い造形は、日本のスナック菓子「ばかうけ」を立たせたような形だが、本作はそんなサクッとしたイメージを吹き飛ばすくらい、超緻密なハードSF!
劇中には、不可解な謎めいたシーンがいくつも見受けられるが、その謎が理解された時こそが・・・・・・「死」と「新しい命」を知る事ができるのです。
SF映画として一味も違う展開は、ラブストーリー・家族愛・人類愛が詰め込まれた エモーショナルな作品で・・・なんか、不思議な感覚のSF映画!
作品情報
製作国:アメリカ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ
上映時間:116分
日本劇場公開日:2017年5月17日
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