2017年3月に劇場公開された『チア☆ダン』の予告編動画は、こちら
女の子たちが踊る華やかなチアダンスは、見ているだけで何だか明るい気持ちになれますよね。
そして、そんなチアダンスの本場と言えばアメリカです。
そんなアメリカのチアダンス選手権で、日本のチアダンスチームが優勝したことがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、映画『チア☆ダン』のあらすじや使用楽曲、ロケ地、ドラマ版との違いなどについて紹介していきます。
映画『チア☆ダン』の作品概要
『チア☆ダン』は、2017年に公開された映画作品です。
福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部が、本場アメリカの大会で優勝した実話を映画化したもので、2018年にはドラマ版も放映されました。
監督は『俺物語』の河合勇人。
主演に広瀬すずや天海祐希などを据え、見やすいながらも飽きさせない青春劇を見ることができます。
映画『チア☆ダン』のあらすじ
高校に入学したての友永ひかりは、チアリーダー部に入ろうと考えていました。
同じ中学出身の孝介がサッカー部への入部を決めており、大会に出る彼を応援したいと考えていたからです。
しかし、チアリーダー部は大変な部活でした。
チアダンス大会の全米制覇を目指す「地獄先生」こと早乙女薫子が、チアリーダー部の顧問を務めていたからです。
早乙女はチアリーダー部に入部したひかりたちに、「恋愛禁止」や「おでこを出す髪型禁止」などの厳しいルールを言いつけます。
ひかりはその厳しさに参り、他の部活にしようと考えました。
しかし、それを止めたのは孝介の存在です。
最初の部活動の日、早乙女はひかりたちに自己アピールの時間を設けました。
そのときのダンスの出来は、チアダンス経験者の綾乃を除き、さんざんなものとなりました。
キャスト(映画&ドラマ)
映画版
- 友永ひかり……広瀬すず
- 玉置綾乃……中条あやみ
- 紀藤唯……山崎紘菜
- 早乙女薫子……天海祐希
ドラマ版
- 藤谷わかば……土屋太鳳
- 桐生汐里……石井杏奈
- 桜沢麻子……佐久間由衣
- 漆戸太郎……オダギリジョー
映画『チア☆ダン』のロケ地やモデルになった高校は?
チアダンのモデルになった高校は
実際のモデルになった高校の動画あります。
チアダンのロケ地は、ほぼ新潟になります
しかし、今作のロケの多くは新潟で行われており、特に作中の多くを割く高校のシーンは「新潟県立西川竹園高等学校」で撮影されました。
また、ひかりの家や、彼女が走る大きな橋でのシーンも新潟県で撮影されています。
また、チアダンス大会の福井選手権は東京の「ひの煉瓦ホール」で、全日本学生チアダンス選手権は千葉の「千葉ポートアリーナ」で撮影されました。
映画『チア☆ダン』で使われたダンス音楽3選
その中でも、特に印象的なもの3つをご紹介していきます。
チアダン 3 人 で 踊っ てる 時 の 曲は、The world seems so bright~Beautiful day
ラップ調の前半部分から、しっとりとしたバラードに。高めの音域で歌い上げる「The world seems so bright~Beautiful day」は、ストリートダンスを1人で踊る唯に、ひかりと綾乃が合流するシーンで流れる曲です。
唯は笑顔が苦手で心を閉ざしがちな人物として描かれており、3人が心を通わすこのシーンは、作中でも名場面の1つです。
この曲はチアダンオリジナルであり、シンガーソングライターのゴードン・チェンバースがボーカルを務めています。
Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)
映画の冒頭などで流れる、耳に残る出だしが特徴の「Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)」。
この音楽は1989年から1996年にかけて活動していたグループ、C+C Music Factoryのヒット作です。
タイトルで分かる通り、「踊る」を連呼するダンス音楽であり、まさに『チア☆ダン』向きと言えるでしょう。聞いているだけで体が動いてしまいそうです。
日本でも流行した音楽のため、聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか。
チアダンの曲と言えば、Good Time
「Good Time」は、爽やかなメロディーが特徴的な音楽です。
『チア☆ダン』内では、全米大会で踊る最後の曲として使われています。
衣装替えのシーンもあり、これまでとは違う登場人物たちを見ることができます。
一番重要なトリを司る音楽であること、さらに、CMに使われたことを踏まえて考えると、映画『チア☆ダン』を象徴する音楽であると言えるでしょう。
映画『チア☆ダン』の映画版とドラマ版との違い
『チア☆ダン』には、映画版とドラマ版の2つがあります。それぞれどう違うのでしょうか。
映画『チア☆ダン』は、前の項でも触れてきたように、実話を元にした作品です。広瀬すず演じる主人公や、「地獄先生」である早乙女先生にも実在のモデルが存在しています。
しかし、ドラマ版『チア☆ダン』は映画版から9年後の世界を描いています。
もちろん、主人公はひかりではなく、彼女が所属していた「JETS」を打倒し、全米制覇することを目標にする「わかば」という少女に置き換わっています。そして、彼女たちが通う高校も違います。そのため、目標達成のために辿る道程は大きく異なるものに……。
なにより大きな違いは、オダギリジョー演じるチアリーダー部の顧問が、早乙女先生とは大きく異なる人物像であるということ。
こうした違いがストーリーにどんな影響を与えるのか。それは、実際に見てからのお楽しみです。
まとめ
映画『チア☆ダン』について、あらすじやキャスト、ドラマ版との違いについてご紹介してきました。
実話を元にした映画作品は多いものの、その中でも、今作の衝撃度は大きいもの。少女たちが努力を重ねた上での偉業であり、事件を扱ったものではないこともあり、鑑賞後には爽やかな余韻が残ります。
老若男女問わず楽しめる作品ではありますが、ぜひ、これから青春時代を過ごす若者たちに見てもらいたい映画の1つと言えるでしょう。
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