2022年5月に劇場公開された『チェルノブイリ1986』の予告編動画は、こちら
1986年4月26日・・・ソ連プリピャチの、チェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発した!
そんな時、全世界を未曽有の危機から救うため、命を懸けた一人の消防士がいた。
ロシア映画『チェルノブイリ1986』は、実話に基づいて映像化した知られざる真実を描く。
その日、世界は変わった
それまでの穏やかな日常は一変した
チェルノブイリ原子力発電所4号炉が爆発したのだ。
そして、深刻な水蒸気爆発の危機が迫っていた!
もしも、溶け出した核燃料が貯水タンクに達した後に爆発すれば、ヨーロッパ全土が汚染されるほどの大量の放射性物質がまき散らされてしまうのだ・・・欧州最大の危機!
最悪の事態を防ぐには、誰かが原発の地下に戻り、貯水タンクの排水弁を開かなければいけない。
ロシア映画『チェルノブイリ1986』は、事故の当時国だったロシアの映画界が実話に基づいて映像化した知られざる真実を、一般市民の視点からリアルに映しだした衝撃の作品。
消防士の壮絶な運命を描く!
その事故で、結婚間近の若き消防士アレクセイは、愛する人の為にタンクの排水弁を手動で開ける決死隊に志願した・・・しかし彼の行く手には、想像を絶する苦難が待ち受けていた。
『チェルノブイリ1986』は、原発事故で恐怖のあまり常軌を逸していく様子を、現場での消防士や民衆視点で捉えた ソ連発のヒューマン・スペクタクル大作!
ロシア初登場!NO1大ヒット
本作は事故発生当時、現地で撮影した経験を持つプロデューサーが、爆発直後に現場に急行した消防士たちの苦闘や避難民たちの混乱ぶりなど、一般市民の視点からリアルに映しだし撮影もロシア国家が全面協力し臨場感のある映像を創り出しました・・・公開後はロシア本国で、初登場第1位を記録!
人類史上最悪の原発事故!
チェルノブイリ原発事故は、1986年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所の4号炉で実際に起きた出来事で、炉心はメルトダウン後に爆発し、飛散した放射性降下物が広い地域を汚染し 避難区域は2,600平方キロメートルにもおよび、約30万人もの周辺住民が避難を余儀なくされた人類史上最悪の事故です。
しかし当時、ソ連が開発したRBMK炉が事故を起こすことはありえないとされており、責任者たちは、原子炉が吹き飛んでいると報告されても信じようとせず、事態を過小評価した。
しかも周辺住民には、原発事故の危険性が周知されていなかったのです。
そして、この未曽有の大惨事は 後に超大国ソ連が崩壊した一因になったとも言われ、数多くのドキュメンタリーが作られました。
HBO制作の『チェルノブイリ』
事実をベースに原発事故を扱った作品としては、HBO制作の『チェルノブイリ』(2019)というドラマがあり、事故の全体像を知る上ではむしろドラマ版の方がオススメだが、映画『チェルノブイリ1986』は 消防士やその知人達といった個人レベルの視点に重点がおかれているため、より状況の切実感や緊迫感が伝わってきます。
『チェルノブイリ1986』のあらすじ
若き消防士アレクセイは、元恋人オリガと10年ぶりに再会を果たし、二人の間に息子が生れていたことを知り、彼女と共に新たな人生を歩みたいと願っていた。
ところが、地元のチェルノブイリ原子力発電所の4号炉で爆発事故が起こり、日常が一変した。
事故対策本部の会議に出席したアレクセイは、発電所で深刻な水蒸気爆発の危機が迫っていることを知らされる。
もしも、溶け出した核燃料が真下の貯水タンクに達し爆発すれば、ヨーロッパ全土が汚染されるほどの大量の放射性物質が、まき散らされてしまうのだ。
愛する人のため、アレクセイはタンクの排水弁を手動で こじ開ける決死隊に志願した。
しかし、彼の行く手には、想像を絶する 苦難が待ち受けていた・・・。
キャスト
ダニーラ・コズロフスキー、オクサナ・アキンシナ、フィリップ・アブデーエフ、
ラフシャナ・クルコバなどが出演。
「ハードコア」「マチルダ 禁断の恋」のダニーラ・コズロフスキーが主演、監督を務めた。
リアルな原題『チェルノブイリ1986』は、実話
原題通りの実話ベースのドラマは、詳細な事故描写と人間ドラマに圧倒されます!
チェルノブイリ原子力発電所の事故発生前は、ソ連の原子力産業が「決して起こることはない」と主張していたが、この事故で広島や長崎に投下された原爆の100倍以上の威力を持つ放射性物質が放出されたのです。
放射性物質は広く拡散しアイルランドにも到達・・・もっとも影響を受けた国は、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3カ国が、全体の63%にあたる放射能汚染の被害を受けたのです。
その後 高線量の放射性物質に汚染されたプリピャチから人々が避難すると、オオカミ、馬、ビーバー、イノシシといった野生の動物が街を占拠した・・・まさに「動物の惑星」に!?
そして今でも、500万人以上もの人々が 汚染された土地での生活を余儀なくされているのです。
この作品を通して、原発事故の恐ろしさをリアルに感じることができます・・・。
作品概要
製作国:ロシア
監督:ダニーラ・コズロフスキー
上映時間:135分
日本劇場公開日:2022年5月6日
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