2019年4月に劇場公開された『殺人鬼を飼う女』の予告編動画は、こちら
そして女の悦びが、アイツを呼び醒ます・・・私の中に誰も知らない”アイツ”が潜んでいた!
『殺人鬼を飼う女』は、自分以外に3つの人格を持つ女性を描いた 異色の官能ホラー。
淫らで予測不能のサスペンス
美しきギャルソンの京子・・・だが彼女は幼い頃、養父から性的虐待をうけたトラウマから彼女の中には、たくさんの人格者が潜んでいた。
複数の人格を持つ京子は、他の人格と折り合いを付けながら暮らしていた。
そんなある日に、一人の小説家との出会いをきっかけに 京子に恋心が芽生える。
しかし、彼女の周りでは何人もが謎の死を遂げていた!
私の中に 5人目の人格がいる?
『殺人鬼を飼う女』は、多重人格者の女性が ある出会いをきっかけに生じた歪みによって狂わされてゆく姿を描いた官能ホラー。
一人の女に潜む4つの人格!?
幼少の時、性的虐待が元で解離性同一性障害を患った彼女の中には、主人格キョウコの他に3つの人格ができあがっていた・・・。
一人目はキョウコを愛するレズビアンの直実、二人目は自由奔放で性に明け透けなゆかり、そして三人目は無垢な心を持つ小学生の少女ハルだ。
本作では、一人の女性に潜む異なる人格を、4人の女優たちが濡れ場タップリに演じます。
解離性同一性障害とは?
その原因の多くは、適応能力を遥かに超えた激しい苦痛や体験による心的外傷などによる心的ダメージを回避するため、一人の人間の中に全く別の人格が複数存在するようになることをさします。
ある時期に経験したつらい体験を、自分ではないもう1人の自分が引き受けることで別の人格が形成されると考えられています。
多重人格者が登場する映画
二重人格者の代名詞スリラーとして、A・ヒッチコック監督の『サイコ』(1960年)が有名で、アンソニー・パーキンス演じる青年ノーマン・ベイツの二重人格者演技が注目のクラシックサスペンス。
2016年に公開されたM・ナイト・シャラマン監督による『スプリット』での犯人は・・・なんと!23の人格者をもち、それぞれの人格者から誘拐される少女の攻防を描いています。
ノンフィクション『17人のわたし』(映画化予定)は、幼少時からの虐待が原因で17の別人格を持つようになったアメリカ人女性カレンと、その治療にあたった医師ベアの10年以上に及ぶ壮絶な記録が描かれる。
『殺人鬼を飼う女』も、幼少時からの虐待が原因で複数の人格が形成されたのです。
『呪怨』シリーズ・大石圭原作のホラー小説を『リング』の、中田秀夫監督が映画化。
気品漂うエロスと、大胆なサスペンスを巧妙に描いた『殺人鬼を飼う女』の原作は、「甘い鞭」「呪怨」など数々の話題作を世に送り出した大石圭の人気ホラー小説。
その原作をもとに『リング』(1998年)や『スマホを落としただけなのに』(2018年)を大ヒットへと押し上げた、Jホラーの第一人者中田秀夫監督により映画化されました。
4人の人格同士が会話し、絡み合う
本作の演出で最も特徴的なものは、多重人格それぞれの人格を別々の女優キャストが演じているという点・・・これは、一人の俳優が複数の人格を演じ分けるオーソドックスな多重人格モノから離れることで、4人の人格同士が会話し、絡み合うといった表現が可能になりより豊かになるのでは・・・と中田監督が決断して実現をしました。
その結果、他に類を見ない濃密な人物描写が実現したのです。
『殺人鬼を飼う女』のあらすじ
私の中にいる4人の女!?
ビストロでギャルソンとして働く京子は、ある秘密を抱えていた。
彼女は幼少期に、義父から性的虐待を繰り返され、その義父を殺したのをきっかけに自身の内に3人の別人格者を持つようになったのだ。
過去のつらい体験から解離性同一症となった彼女には 本来の人格以外に、京子を愛するレズビアンの直美、自由奔放なビッチのゆかり、虐待を受けた小学生のままのハルという3つの人格が潜んでいて、どうにか折り合いをつけながら日常生活を送っていた。
そんなある日、マンションの隣人が憧れの小説家・田島冬樹と知り、京子に恋心が芽生える。
やがて少しずつ2人の距離が縮まるにつれ、田島の周囲で不可解な出来事が起こり始める。
そして、女の悦びが目覚めた時”アイツ”を呼び醒ます・・・私の中に誰も知らない”アイツ”とは誰!?
キャスト
飛鳥凛 · 大島正華 · 松山愛里 · 中谷仁美 · 水橋研二 · 浜田信也 · 吉岡睦雄 · 根岸季衣.
シンヤ・ハマダなどが出演。
ホラーとエロスの融合!
「殺人鬼を飼う女」…なんという怖い題名だろう! 一瞬でこの映画に惹かれます。
鬼を飼うなんて・・・家でエサをやりながら、一緒に住んでるのでしょうか?
タイトルに惹かれ物凄い恐スリラーを期待しても、予想イメージと違いがあるかも?
怖いと思う様なシーンも あるにはあるが・・・ホラーよりも 激しい映画!という感じ。
エロ場シーンがちょっと多めで長いので、飛鳥凛さんのファンなら大変嬉しいん映画です。
作品情報
製作国:日本
監督:中田秀夫
上映時間:83分
劇場公開日:2019年4月12日
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