2004年11月に劇場公開された『アイ、ロボット』の予告編動画は、こちら
2035年のシカゴでは、人間とロボットが共存していた・・・ある日、ロボット開発者が謎の死を遂げた?ロボット嫌いの刑事は一体のロボットに疑念を抱いて捜査を始めるが…。『アイ、ロボット』は、近未来を舞台とした驚愕の新世代アクション・スリラー。
人間と共存する新世代ロボット
AIが急速に発達した未来社会では、高度な知能を装備した「AIロボット」が日常生活で欠かせない存在となり、ロボットが料理を作り、掃除をし、車を運転し人間と共存していた。
そしてさらに、革新的な技術による新世代ロボットが 全世界に向けて発表された!
人間とロボット・・・その関係は「ロボット三原則」により秩序が保たれていた。
ロボット三原則とは、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則から成り、ロボットは 常にこの原則に服従する事とプログラムされていた。
ロボットが殺人を犯した?
そんなある日、ロボット開発の権威である一人の科学者が謎の死を遂げた!
事件の捜査を始めた刑事は、その死に一体のロボット・サニーの関与を疑う。
”ロボット3原則で、人を傷つけることが禁じられているはずなのにどうして?”
このロボット三原則が破られたとき・・・未来は崩壊するのだ!
『アイ、ロボット』は、ロボット嫌いの刑事がロボット三原則が破られた事件に挑んでいく。
驚愕の新世代アクション・スリラー
本作に登場するロボットの質感は驚異的! 情感たっぷりの表情を見せる頭部と、半透明のプラスティック・シェルが組み合わせられたボディは、近未来のロボットを感じさせるデザインとなっており、その動きも縦横無尽なアクションも可能なのです!
そして本作の主役・新世代AIロボットのNS-5型は、人間に近い感情を持つ最新ロボット「サニー」で、人間に反乱を企てる彼らとの攻防とともに、ロボット開発会社にうごめく陰謀や、進化したロボットの恐怖が明らかになっていく
『アイ、ロボット』に登場したロボットのデザインは,ロボット研究の盛んなピッツバーグにある「Patrick Tatopoulos社」が担当し、その仕上がりはリアルです。
原案は、アイザック・アシモフの「われはロボット」
本作の原案は、SF小説の巨匠アイザック・アシモフの短編集『われはロボット』で、この短編集には「ロボット三原則」が、みっちりと詰め込まれており 絶対に人間に危害を加えられないはずのロボットが描かれています。
『アイ、ロボット』は、ロボットが人間の日常生活に溶け込んだ近未来を舞台に、新世代ロボットの反乱を驚異的なVFX映像満載で描いたアクション・スリラー。
ウィル・スミス主演の全米大ヒット作
主人公の刑事はアナログ志向で、ロボットを毛嫌いしている筋立てが奥行を加味している。
演じるウィル・スミスは、大量のロボット軍団を相手に激しいバトルを演じ、アクション場面の迫力もさることながら、ラストは哲学的な香りさえ漂う完成度の高い知的なエンターテインメント作品となっています。 全米では 公開時初登場1位を記録した大ヒット作!
監督は『ノウイング』『キング・オブ・エジプト』で革新的な映像が目を引いた、新進気鋭のアレックス・プロヤス監督。
『アイ、ロボット』のあらすじ
ロボット三原則が破られた?
西暦2035年のシカゴ・・・街中では家庭用のAIロボットが普及し、人間のパートナーとして生活に必須なものとなっていた。
そしてさらに、革新的な技術による 新世代ロボットが 全世界に向けて発表された!
そんなある日、巨大企業USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者ラニング博士が謎の死を遂げる。
アナログ志向でロボットを毛嫌いするシカゴ市警のスプーナー刑事は、捜査を進める中で博士が開発したNS-5型ロボットの“サニー”に疑いの目を向ける。
捜査に協力するロボット心理学者カルヴィン博士は、プログラミングされた“3原則”を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと反発する。
そしてスプーナー刑事は、警察組織内でも孤立していくのだった。
しかし事件の裏には、驚くべき真実が隠されていた。
キャスト
ウィル・スミス、ブリジット・モイナハン、ブルース・グリーンウッド、シャイ・マクブライド、アラン・テュディック、ジェームズ・クロムウェル、シャイア・ラブーフ等が出演。
AIが自我に目覚めた時の恐怖
人工知能は どこまで進むのか? もうすでに 神の領域を人間は進んでいるのか…
『アイ、ロボット』は、そんなことをドキドキ妄想させてくれる映画。
ロボットは固い金属でできているので人間とハグできない!そのため柔らかでしなやかな体を持つディズニー映画『ベイマックス』のような、ケアロボットの開発が想定されます。
高度に進化した未来で、AIロボットが自我を持ち人間を襲うという恐怖も ありがちな話。
米iRobot社は実際に存在しており、掃除ロボット・ルンバを日本でも販売しています。
毎日使っているAI掃除機・ルンバが、足めがけて 突如襲ってきたらどうしょう!?
作品情報
製作国:アメリカ
監督:アレックス・プロヤス
上映時間:115分
日本公開日:2004年9月18日
コメント
コメント一覧 (1件)
SF界の重鎮アイザックアシモフが提唱したあまりにも有名な『ロボット工学3原則』。その理論をAIに応用した未来が舞台に設定されている本作は2004年に公開されたが、2023年現在ではChatGPTなどのAIが社会的に市民権を得てあらゆる方面で活用されている。この作品はSF・アクションのジャンルに区分されるが、人間とロボット(意思を持ったAI)との共存は可能かどうかという哲学的命題を提示した点にこそ本作が描きたかったテーマが存在する。テクノロジーの法的責任等に興味がある人は是非とも鑑賞をオススメしたいです。