1996年4月に劇場公開された『ユージュアルサスペクツ』の予告動画は、こちら
麻薬密輸船の爆発で、一人だけ無傷で生き残った詐欺師・キントの尋問が始まる。
詐欺師で左半身不随のキントは一連の過程を捜査官に話すが、事件の黒幕は「カイザー・ソゼ」という正体不明のギャングの仕業だと話していく…。
『ユージュアル・サスぺクツ』は、巧妙なストーリーが絡む 大どんでん返しサスペンス!
みんな ラストで騙される!
散りばめられた伏線、最後まで読ませない展開で進み…ラストで “ア~騙された!” と、
思いもかけぬ どんでん返しのある作品は、映画の面白さを教えてくれます。
ミステリーやサスペンスでも『サイコ』のように 犯人がまさかの人物だったり、ホラーでは思いもよらぬ展開でストーリーをくつがえされたり と、ドキッとする瞬間が醍醐味!
『ユージュアル・サスぺクツ』も、ヒッチコックの作品同様に絶対にネタバレ厳禁の映画!
謎解きの回想シーン!
映画の進行では、物語の中に過去の出来事のシーンを挿入するフラッシュバックによる回想シーンがあり、これは進行中のストーリーの背景を補完し ミステリー映画の「謎解き」などで登場人物の過去の行動を見せるのに使われています。
本作でも 物語は尋問を受ける詐欺師のキントが、密輸船爆破事件が起こるまでの過程を回想する形で進行し…この 回想が謎解きのキーポイントとなっているのだ!
- ユージュアル・サスぺクツの意味とは?
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映画タイトルの「the usual suspects」とは、事件などがあると警察に犯行を”真っ先に疑われる常連の容疑者たち”のことで、本作の5人の容疑者は いずれも一癖五癖もある犯罪者たちで、この中に伝説のギャング「カイザー・ソゼ」がいるのだ。ラストの5分!「カイザー・ソゼ」の正体が判明した時…捜査官と共に大どんでん返しを喰らうことになる!
- カイザー・ソゼという男?
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コピーで”カイザー・ソゼとは何者なのか?”と 謳われているように この映画は「謎解き」もので、最後のどんでん返しで”アッ!”と驚かされてしまうまでは、そう簡単にその謎が解けない難題ムービーなのです。カイザー・ソゼという男の手がかりとして、一連の動作シーンから左利きであることがわかり、銃を撃つときも銃を左手で横に構えるスタイルである。
カイザー・ソゼという男?
- 5人の容疑者のなかで、尋問を受けているキントは 左半身不随で左手は全く使えない。
- ソゼが身に着けている小物は、金のライター・タバコ・金の腕時計である。
- カイザー・ソゼのソゼはトルコ語で「おしゃべり」を意味し、詐欺師のヴァーバル・キントのヴァーバルは英語で「おしゃべり」を意味している??
数々の映画賞を受賞!
本作は数々の国際映画祭でも受賞し、第68回アカデミー賞では、助演男優賞にケヴィン・スペイシーと脚本はクリストファー・マッカリーが手がけオリジナル脚本賞を受賞!
また本作のメガホンをとったブライアン・シンガー監督の出世作ともなり、「X-MEN」シリーズの監督に抜擢されることにもなりました。
『ユージュアルサスペクツ』のあらすじ
カイザー・ソゼの正体は?
ある晩、サンペドロ港に停泊中の密輸船が大爆発を起こし、大量のコカインと現金9100万ドルが消えた!
警察は事件現場に居合わせた、唯一の生存者ヴァーバル・キントの尋問を始める。
気弱な詐欺師で左半身不随のキントは、事件の黒幕は 誰も顔を知らない大物ギャングのカイザー・ソゼだと語り、彼がキートンら5人のワルを集めて襲撃させたという。
キートンは、密輸船爆破事件が起こるまでの過程を回想しながら語っていく…。
話を聞き終えた捜査官は、キントの犯罪者仲間4人の1人をカイザー・ソゼと断定!
キートンは釈放され、外に出た時は金の腕時計をし、金のライターでタバコを吸っていた。
カイザー・ソゼの正体をつかんだ捜査官のクイヤンは満足した表情でコーヒーを飲んだ。
ふとクイヤンが部屋の掲示板に目をやると…なんと!
キャスト
ケヴィン・スペイシー、スティーブン・ボルードウィン、カブリエル・バーン、ケブィン・ポラック、ベニチオ・デル・トロ、チャズ・パルミンテリなどが出演。
「ユージュアル・サスペクツ」の魅力
ミステリーは騙されてこそ面白い
『ユージュアル・サスぺクツ』は、今もなお人気が高く、時がたっても良いものは良いという傑作!
まさに、ラストの為に作られた映画。
綿密に張り巡らされた伏線と嘘、巧妙なストーリー、予想を超えるラスト5分のどんでん返しは 映画の面白さを教えてくれる。
『ユージュアル・サスぺクツ』は、思いっきり騙されたい人にオススメの作品です!
作品情報
製作国:アメリカ
監督:ブライアン・シンガー
上映時間:146分
日本劇場公開日:1996年4月13日
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