2007年6月に劇場公開された「ゾディアック」の予告編動画は、こちら
“ゾディアック” と名乗る謎の犯人は、連続殺人を重ねながら人々を翻弄していた。
犯人からは、37人を殺害したことを示唆する難解な暗号メッセージが届けられた!
『ファイト・クラブ』のデヴィッド・フィンチャー監督が、全米を震撼させた実在の未解決事件に挑むクライム・サスペンス。
ゾディアック事件とは?
ゾディアック事件とは、1968年から1年間にアメリカのサンフランシスコ市内で少なくとも5人が殺害された未解決連続殺人事件で、犯行後にゾディアックと名乗る犯人は、警察とマスコミに声明文や暗号を発信し世間を騒がし、似顔絵など物的証拠がありながらも未解決のまま謎を残した事件となっています。
映画『ゾディアック』は、謎の連続殺人事件に挑み 人生を狂わされた3人の男たちの姿が描かれる。
本作の主役が書いた「ゾディアック」が原作
原作は、最後まで事件の真相を執念深く追い続けた新聞社のロバート・グレイスミスがその顛末を綴ったノンフィクションをもとに、この「ゾディアック事件」を映画化する企画が立てられ、その監督として真っ先にデヴィッド・フィンチャーに白羽の矢が立ちました。
フィンチャー監督は、猟奇的な連続殺人鬼を題材にした『セブン』で注目され、本作の監督にピッタリと言えます。
難解な暗号メッセージ?
1974年には、犯人から37人殺害したことを示唆する手紙が届けられました…その内容は謎めいた記号で記され「408暗号文」や「340暗号文」という複雑な内容だったため、FBIや暗号の専門家などが解読に取り組みながらも、これまでその内容は不明でした。
複雑怪奇な暗号文は、奇怪な特徴から様々な映画やドラマのモチーフとなりました。
本作は、その事件に巻き込まれ一連の事件の真相と犯人の正体を突き止めようと執念を燃やした人々の運命を、じっくりと描いた群像サスペンスドラマ!
ゾディアックからの挑戦状
1960年代末、アメリカ西海岸のサンフランシスコ周辺で、残忍な手口による殺人や傷害事件が相次いで発生する。
やがて、自らを「ゾディアック」と名乗る正体不明の犯人が、3つの新聞社に犯行文とアルファベットやギリシャ文字、天気記号や占星術の記号などを組み合わせた謎めいた暗号文も同時に送りつけてきた。
”これを解けば、俺の正体は判る、この暗号文を新聞に掲載しなければ、俺はまた人殺しをして暴れまくってやる”と脅し、自らの存在を世間に向けて挑戦的にアピールした。
警察とマスコミは必死に犯人探しを始めるが、結論の無い迷宮にはまり込んでいく…。
そして、事件に取り憑かれた3人の人生も狂わされていく…。
映画「ゾディアック」の登場人物・キャスト
事件に取り憑かれた3人を以下の3人が演じています。
登場人物 | 役柄 |
---|---|
ロバート・グレイスミス(ジェイク・ギレンホール) | 漫画家で新聞の風刺を描く主人公 |
ポール・エイヴリー(ロバート・ダウニーJr) | 殺人課の刑事 |
デイブ・トースキー(マーク・ラファロ) | 敏腕の記者 |
他に、クロエ・セヴィニー、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス、ジョン・キャロル・リンチ、イライアス・コティーズ、ドナル・ローグなどが共演。
今では3人全員がマーベル映画に出演している超売れっ子だが、当時はこのキャストをメインに据えることにスタジオ側から難色を示されていました…フィンチャー監督の粘り勝ちで3人の出演が決定したようです!
映画「ゾディアック」のみどころポイント
実話ベースのサスペンスなので、気味の悪さレベルが違います…常に緊張感があり 怖い!
1960年代では、警察署にファックスすらない様な時代なので、管轄外の警察署とは連携がほとんどとれないズサンな捜査の描写もあります。
事件に取り憑かれた、主要キャスト3人の演技が素晴らしい!
熱演ではなく自然に、丹念に、リアリティを感じさせる優れた人間ドラマに仕上げています。
本作は見た後がスッキリしない!
だって、この事件は未解決だから……。
ゾディアックからの謎の暗号文は、2020年12月にオーストラリアの数学者「サム・ブレイク」の3人のチームにより、340暗号文がついに解読されたと報じられました。
暗号の解読動画になります。英語ですが興味がある方はどうぞ
映画「ゾディアック」のレビューを調べてみた
「フランスで放送されている日本のアニメで人気でゾディアック…」までで聖闘士星矢を言い当てました。グリッドマンの映画の前に聖闘士星矢(実写)の番宣があったのがラッキーだった。 ヴィンセントに見せるのにかこつけて、久々に生でリンキングダイスとFPPPを見ましたが本当にふたりともうまい。
因みにゾディアック事件の映画だというのは知ってた(余計タチ悪い)
映画事故 のハッシュタグ面白いんだけど、カミさんと結婚前にデートしている時に新宿コマ劇前で観たい映画の時間が合わなくて隣の映画館見たらD・フィンチャーの新作! と書かれていたのでそのまま『ゾディアック』観に行って、今でもブツブツ文句言われる私の話します?
映画「ゾディアック」の作品情報
- 製作国:アメリカ
- 監督: デヴッド・フィンチャー
- 上映時間:157分
- 日本劇場公開日:2007年6月16日
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