2016年に公開『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』の予告編動画は、こちら
「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」の原作
ジル・シメント原作、小説『眺めのいい部屋売ります』を映画化された作品。
「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」の概要
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦役としてW主演。
2009年制作の映画『たった一人のあなたのために』を作成した、監督リチャード・ロンクレイ、脚本チャーリー・ピータースが、再びタッグを組む。
ニューヨークのブルックリン区ウイリアムズバーグが舞台。
眺めのいい我が家の売却と次々に起こる予測不可能な展開。
スリルとコミカルタッチで心温まる物語。
「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」のあらすじ
画家のアレックス(モーガン・フリーマン)と元教師のルース(ダイアン・キートン)は、長年連れ添ったおしどり夫婦。
そんな二人の出会いはルースが学生時代、アルバイトで肖像画のモデルとしてアレックスの元へ。
それから二人は恋に落ちて結婚。
白人と黒人の結婚は20州で嫌悪されたていた時代だったので、ルースの両親からは祝福されることなく一緒になった。
それから二人は40年間、ブルックリン区を一望できる、見晴らしと日当たりが抜群の最上階のアパートで暮らしていた。
とても気に入っているアパートだが、たった一つの問題点があった。
それはエレベーターがついていないこと。
アレックスは日課になっている愛犬ドロシーとの毎朝の散歩も、帰り着くのに一苦労になっていた。
アレックスを心配したルースは、エレベーターがついている部屋に引っ越すことを提案する。
ルースの申し出に、しぶしぶ受け入れることにしたアレックス。
早速、姪で不動産エージェントのリリー(シンシア・ニクソン)に部屋の不動産交渉を託すことにする。
リリーは敏腕エージェントで行動が素早く、迅速な対応で内覧会のセッティングを行う。
内覧会を控えた前日、ルースはドロシーの異変に気づく。
ルースはドロシーを抱きかかえ、アレックスと共にタクシーに乗り動物病院へ向かう。
その頃ウィリアムズ橋でタンクローリーが横転し、立ち往生で道路は渋滞に。
ドロシーは診察の結果、椎間板ヘルニアとわかり手術が必要と伝えられる。
老犬なので手術で治る可能性も低く、高額な治療費もかかる。
手術させてあげたいルースだが、アレックスは悩み続ける。
アレックスは子供に恵まれなかったルースの想いと、ルースの退職祝いでプレゼントした子犬だったドロシーを思い出して、手術させることを決断する。
自宅の内覧会が開催された頃、橋上のタンクローリーも撤去。
しかし、犯人は捕まらず。テロの可能性も!
事件が解決する前に売却したい気持ちもあるが、オファーされた金額が希望より安く、二人は葛藤する。
入札合戦の中、リリーは少しでも金額を上げようと色んな策を練る。
アレックスとルースも明るい気持ちを持ち、新居候補を探しだした。
そこでマンハッタンにあるエレベーター付きのアパートを見つける。
見学へ行くとルースは一目で気に入り、オファーをしたいとアレックスに相談。
自宅はまだ売れていないのに、オファーをして失敗しないか・・。
不安と葛藤の中、アレックスとルースは無事眺めのいい部屋を売り、新しい生活を迎えることができるのか?
最後に二人が選んだ決断とは!?
「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」の感想・評価
アパートの売却、愛犬の手術、テロ事件勃発と、とんだ週末を迎えた夫婦をコミカルに描かれた作品でした。
40年間住み慣れた部屋を出て、新しい生活を踏み出そうとする二人。
アパートが5階だろうと若さで何とも感じなかったが、年を重ねるにつれ、体力的な問題が目の当たりになる寂しさも伝わってきました。
新婚時代から住み慣れた眺めのいい気に入った我が家を去る・・。
引越しは人生の一大イベントだと改めて感じました。
「人生をリノベーションしよう」というアレックスの前向きなセリフが印象的。
お互いのことを心配し、気遣っていくとても理想的な夫婦でした。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンの夫婦でのやり取りは、本物の夫婦のように見えました。
不動産エージェント、リリー役のシンシア・ニクソンの感情的に話す速さで敏腕ぶりが伝わってきた。
愛犬ドロシーの演技力も素晴らしかった!
エンディング曲とニューヨークの街並みも最高でした。
コメント